玉井 宏樹
玉井 宏樹
設計技術部門テックデザイングループ
ダイレクター
形態は力なり。構造物の形態と力の合理的な関係を常に念頭に設計に取り組んでいる。構造物の規模が大きくなると、力の流れに抗うような無理な形態は実現が大変難しくなる一方で、力の自然な流れに応じた合理的な形態であれば構造材料を節約しつつ実現が可能な解決法を見出すこともできる。Form Findingや最適化などの特殊な数値計算手法を駆使して、より経済的で資源保全にもつながる構造形態を提案している。このようにして発見される形態は決して無機質なものではなく、多くの場合、自然美にも似た神秘性と豊かさがある。京都大学修了後、イリノイ工科大学にてPhD取得。合衆国、ドイツ、ネパールを遍歴して、建築、構造設計、プログラム開発に従事。