FUTURE LENS

地域とつながりのある社会起業家が取り組む事業の価値の「体系化」や、いち早くピントを合わせ始めている社会課題の「可視化」を通じて、彼らの「未来への視点(FUTURE LENS)」を社会に広げるための仕組みとして考案したプログラムです。
本プログラムの特徴として、実証研究費の提供だけでなく、FUTURE LENS運営チーム(日建設計のPYNTチームとZebras and Company)が伴走支援します。
地域の社会起業家が取り組む「事業の価値を定量化できていない」「事業を一歩前に進めるために課題を構造化したい」「どのようにまちに展開していけばいいかわからない」といった課題に対して、日建設計の持つ、社会環境デザインの視点(多様な専門性をつなぎ、関係者の合意形成を図り、まちに確かな一歩を実装する力)と、可視化や定量する力と制度を読み解き仕組み化する力で応えます。

NEWS

  • 地域の視点(レンズ)から、都市の未来を構想する。日建設計×ゼブラによる共創事業「FUTURE LENS」に込めた思い
    建築・都市開発に強みを持ち「渋谷駅周辺地域の再開発」などの大規模プロジェクトを手掛けてきた株式会社日建設計と、Zebras and Company(以下、Z&C)との共創型社
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  • 12/18,19 FUTURE LENS説明会開催!
    FUTURE LENSの本応募に向けて、メンバーの人となりや、共催する2社がどのような思いでこのプロジェクトを始めたのか直接ご説明させていただきます。全国どこからでも参加可能なオンライン参加と、オープンイノベーションスペース「PYNT」に実際に来ていただけるリアル参加の2種類をご用意しております。ぜひご参加ください!
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  • 中長期目線で「ありたいまちの未来」を実現するPYNTの「FUTURE COLLECTIVES」とは?
    日建グループのnoteにて解説しています。
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ご応募を検討されている方は募集要項の資料を下記よりダウンロードください。

ABOUT

FUTURE LENSとは

地域の社会起業家との共創で社会課題解決促進を目指すプログラム

日建設計の共創プラットフォームであるPYNTの活動の一環として始動します。
地域の構造的な課題解決に事業の力でアプローチする社会起業家が取り組む事業の価値の体系化やいち早くピントを合わせ始めている 社会課題の可視化を通じて、彼らの「未来への視点(FUTURE LENS)」を社会に広げるための仕組みです。

社会環境デザインとは

社会環境デザインとは、様々な視点をつなぎ、まちや空間を媒介として、複合的に社会課題を解く仕組みをつくることで人の暮らしや環境をより良くする考え方です。「まちの要素」と「社会の課題」を掛け算し、そこから観点を拡げて考えると、広いステークホルダーを捉えることができ、課題をリフレームするヒントが得られます。

FUTURE LENSの仕組み

社会課題の最前線である“地域“をフィールドとして、地域の社会起業家が実施する事業の価値に、1期1年を基本として最大2期までの期間、日建設計からの実証研究費と専門知(可視化する力、定量化する力、制度を読み解く力、仕組みをつくる力)を組み合わせ、社会課題を解決する事業を促進する「実践力」「実践」を生み出します。

FUTURE LENSが生み出したい変化

FUTURE LENSの目的は地域の社会課題解決を行うことのみではありません。日建設計がこの共創プログラムを通じて、人口減少やインフラの老朽化や縮退といった地域の課題と向き合い、将来、都市にも起こりうる課題に先行して触れるからこそ得られるインサイトを社会環境デザインに適用し、未来の都市や社会に実装します。建築や都市という長期的に残る社会資本に、いち早く未来の課題を想定した解決の仕組みを取り入れることで、現在だけではなく未来の生活者にもより良いまちを目指します。

FUTURE LENSが提供する価値1
価値の実証に必要な研究リソース(実証研究費と人)の提供

創期間は1期1年間として最大2年間。その期間に必要な研究資金として最大年間500万円を提供し、日建設計のPYNTチームおよびZebras and Companyが伴走します。
日々事業を進める中で、「いつかやりたい」と思っても経験や知見がなくできなかった、価値の可視化や価値をひろげる仕組みづくりのためのリソースを提供します。
※1年の終わりに研究経過を発表していただき継続可否の確認を行います。

FUTURE LENSが提供する価値2
価値の可視化/体系化に必要な日建設計の専門性を提供

地域と繋がりのある社会起業家のもつ「価値を定量化できていない」「事業を一歩前に進めるために課題を構造化したい」「制度の文章表現が難しく取り組み方がわからない」「どのようにまちに展開していけばいいかわからない」といった課題に対して、日建設計が持つ4つの力で応えます。

価値をはかる

「社会課題解決の価値を見極め計測します。曖昧な要素を整理し、具体的なデータや構造として捉え直します
  • 可視化する
    建築設計や都市計画で培った技術を活かし、社会環境に潜む課題を可視化します。複雑な関係性や構造を見える化し、解決策を導く力を社会に転用します。

  • 定量化する
    建築設計や都市計画で培った技術を活かし、社会課題解決の効果を定量化します。数値やデータに落とし込み、課題の全体像や効果的な解決策を明らかにします。

価値をひろげる

制度を解釈し仕組みを構築します。地域で実証された価値を他の場所やより大きな仕組みに展開し、社会に実装します。
  • 制度を読み解く
    建築設計や都市計画で培った調整力を活かし、社会課題解決に関連する制度を読み解きます。制度の仕組みを深く理解し、社会に実装するための具体策へと繋げます。

  • 仕組みをつくる
    建築設計や都市計画で培った構築力を活かし、社会課題解決のための仕組みをつくります。価値を持続可能に実現するシステムを設計し、社会に広く実装します。

FUTURE LENSが提供する価値3
共創を行うための人と場所のプラットフォーム(PYNT)を提供

東京飯田橋にある日建設計本社の共創スペースPYNTには空間としてのイベントや展示を行える発信の場があり、WSスペースやプロジェクトルームを活用しての活動も可能です。また、社会課題解決に関心のある様々な専門性をもった人とのネットワークがあるため、仮説をもってひとを繋ぐことができます。

ご応募を検討されている方は募集要項の資料を下記よりダウンロードください。

OUTLINE

実施概要

<応募期間>
2024年12月9日(月)~2025年1月17日(金)23:59

<募集事業者数>
3社程度予定

<金額・期間>
1事業者あたり、年間最大500万円
原則2年継続(但し、成果報告等を踏まえ、毎年継続判断を実施)

<伴走支援内容>
日建設計PYNTチーム、及びZ&Cがプログラムの伴走支援を担当
※支援は原則本プログラムに関する活動のみ対象となります
※PYNTチームとの週1回程度の定例及び、月に1回のZ&Cも交えたディスカッションを想定しています。
※日建設計PYNTチームに加え、事前に相談の上、PYNT MEMBERS(PYNTの共創パートナー:日建設計社外の方)が参加する場合があります。

オープンイノベーションスペース
PYNTとは

PYNTは「まちの未来に新しい選択肢をつくる共創プラットフォーム」をコンセプトに日々さまざまな専門性や課題意識をもつゲストと、建築や都市の専門家である日建設計の社員による意見交換や議論が日常的に行われている場です。課題を解決できるようなアイデアが生まれたら、日建設計のこれまで培ってきた様々な経験を生かし、実証実験から実際のプロジェクトにも昇華していきます。

詳細ページへ

日建設計とは

日建設計は「社会環境デザイン」を行う会社です。街や建物といった目に見えるもののデザインだけではなく、その根底にある仕組みや制度、条例、組織、あるいはステイクホルダーとの「つながり」をデザインしています。社会環境の変化に応じて優先度の高い課題を解決するために、関係性をデザインし、最終的に街や建物に落とし込むということを、創業から一貫して行ってきました。

日建設計について

パートナー:Zebras and Companyについて

「Different scale, Different future (新しいものさしがあれば、新しい成長が起こり、新しい未来が作れる)」をテーマに、誰もが社会課題解決と持続的で健康的な企業経営に挑戦できる「優しく健やかで楽しい社会」を目指し、投資と経営支援を行う会社です。投資・経営支援、行政や金融企業との連携、「ゼブラ企業」に関するリサーチと情報発信を通してゼブラ的経営を体系化し、「ゼブラ企業」という概念が全ての企業に実装され新たなビジネスモデルの可能性を広がる世界を目指しています。

Zebras and Companyについて

募集テーマ

日建設計/PYNTが考える「ありたいまちの未来」に向けた4つのテーマに当てはまる取り組みを募集します。

INCLUSIVE
あらゆる人が共生し、誰もが自分らしく暮らせるまち

VIBRANT
ワクワクや楽しさが詰まった、活気あふれるまち

RESILIENT
リスクに備え、直面する課題に柔軟に対応できるまち

REGENERATIVE
自然環境に優しく、持続可能な暮らしを実現するまち

想定対象企業イメージ

地域の社会的事業を行う起業家(子ゼブラ企業)と、本業を営む地域のための事業も展開する老舗企業(兄・姉ゼブラ企業)の事業成長フェーズに合わせて、「価値をはかる」「価値をひろげる」という2つの提供価値が効果を発揮できる最適な共創パートナーを求めています。

スケジュール

2025年1月17日(金)までに本応募として資料に必要事項をご記入の上メールアドレスまでお送りください。
応募状況によりますが2-3週間程度でその後の選考に関するお知らせをお送りさせていただきます。
内容によって選考確定前にヒアリングをお時間をいただく場合がございます。ご協力いただければ幸いです。
ご応募お待ちしております。

ENTRY

ご応募を検討されている方は募集要項の資料を下記よりダウンロードください。

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