環境汚染と循環型社会
日建設計は、クライアントの期待が高まる環境課題に対し、循環型社会の実現、生物多様性の保全、廃棄物管理の提案を行っています。
建設資材の再利用や、解体の容易性を考慮した設計手法を採用することで、リサイクル素材の活用を促進しています。
また、環境教育を推進し、資源効率の向上を目的としたペーパーレス化にも積極的に取り組んでいます。
建設資材の再利用や、解体の容易性を考慮した設計手法を採用することで、リサイクル素材の活用を促進しています。
また、環境教育を推進し、資源効率の向上を目的としたペーパーレス化にも積極的に取り組んでいます。
デジタルワークプレイスによるペーパーレス化を大幅に推進
2020年前後のデジタルワークプレイスの構築により、ペーパーレスや廃棄物削減の取り組みが加速しました。その後も大きな増加は見られず、廃棄物を抑えた状態を維持できていることを確認しています。
具体的には、役職員1人あたりのコピー用紙使用量(全地区)は2015年比で41% 削減、廃棄物排出量(東京ビル)は2015年比で44% 削減を達成しました。
具体的には、役職員1人あたりのコピー用紙使用量(全地区)は2015年比で41% 削減、廃棄物排出量(東京ビル)は2015年比で44% 削減を達成しました。
デジタルツールの活用により建設現場もペーパーレス化へ
日建設計が開発した NS-CAST(工事関係書類全数保管システム)により、日建設計・発注者・受注者の三者間で図書・書類のデータ情報を共有・保管・管理することで、各建設現場におけるペーパーレス化の強化を図っています。
本システムは、①リスク管理対策、②事務費用の軽減、③データベースの構築、④確実な監理業務の実行に寄与することが期待されています。
さらに、蓄積したデータを活用し、LCD(ライフサイクルデザイン)などの業務推進の一助として、顧客サービスの拡大に貢献してまいります。
本システムは、①リスク管理対策、②事務費用の軽減、③データベースの構築、④確実な監理業務の実行に寄与することが期待されています。
さらに、蓄積したデータを活用し、LCD(ライフサイクルデザイン)などの業務推進の一助として、顧客サービスの拡大に貢献してまいります。
「NIKKENエコバック」導入により環境保護活動を促進
環境保護活動の一環として、設計図や報告書などの成果物納品時に使用する紙袋の使用枚数削減とともに、ブランディングの観点から、「NIKKENエコバック」を作成しました。2020年9月~11月にかけて、東京地区にて先行トライアルを行い、サイズアップの要望を反映したうえで、2021年夏より本格的に導入を開始しています。
2050年「ネットゼロ」実現にむけた“ ゼノベ”(ZERO ENERGY RENOVATION)
「断熱性能の向上」や「高効率空調機器の採用と容量最適化」などの省エネ改修により、日建ビル1号館でZEB-Ready認証を取得しました。
日本政策投資銀行と日建設計は、本事業のように経済価値と環境価値のバランスを図った具体的な成功事例を示すことで、全国的な既存ビルの環境改修の推進力となることを目指しています。
また、他のビル所有者や開発事業者に対して、持続可能な省エネ改修の実践を促し、2050年のネットゼロ実現に貢献してまいります。
日本政策投資銀行と日建設計は、本事業のように経済価値と環境価値のバランスを図った具体的な成功事例を示すことで、全国的な既存ビルの環境改修の推進力となることを目指しています。
また、他のビル所有者や開発事業者に対して、持続可能な省エネ改修の実践を促し、2050年のネットゼロ実現に貢献してまいります。
建設業界におけるサーキュラーエコノミーの知見を集約したアイディアカタログ
建設業界のサーキュラーエコノミーの推進を目的とした活動「サーキュラーデザインコレクティブ」を発足しました。その活動の第1弾として、建築・土木に携わるすべての人が「循環型建築」の実現に向けて取り組むことができる環境づくりを目指し、アイデアやデザイン手法などのノウハウを集約した「サーキュラーアイディアカタログ」の開発を開始しています。
将来的には、このカタログをオープンソース化し、業界全で活用できる標準ツールとしての展開を構想しています。
将来的には、このカタログをオープンソース化し、業界全で活用できる標準ツールとしての展開を構想しています。
建築や都市に自然を取り込む「バイオフィリックデザイン」の「DESIGN BOOK」
当社は、建築や都市に自然を取り込み、人にポジティブな影響をもたらす「バイオフィリックデザイン」を取り入れた建築物の導入効果について定量的に可視化する取り組みとして、JR熊本駅ビルの調査結果をまとめた「NIKKEN BIOPHILIC DESIGN BOOK vol.1 JR 熊本駅ビル」を一般公開しました。
環境時代におけるランドスケープの指針となる[NIKKEN GREEN INITIATIVE]
環境課題が顕在化する昨今、日建設計のランドスケープとして今後の取り組みの方向性を示すべく、以下の3つの柱からなる冊子を作成しました。
① 自然共生型の都市ビジョン
② みどりを回復する戦略
③ みどりの環境価値の見える化
①では、理想とする都市の在り方について、「社会・経済・文化・都市機能を保持・ しながら緑を取り戻す」ことが重要であると宣言しています。
②では「どのようにみどりを取り戻してきたか」を4つの型に分類し代表的なPJを取り上げています。③ではみどりの多面的な効果を定量的な尺度で評価できる「ものさし」を環境に関する5つの側面から独自に整理し、ピックアップした8つのPJで数値による可視化を⾏っています。今後日建ランドスケープでは上記の「ものさし」を実装し、エビデンスに基づいた環境価値の提案に繋げていきたいと考えています。
① 自然共生型の都市ビジョン
② みどりを回復する戦略
③ みどりの環境価値の見える化
①では、理想とする都市の在り方について、「社会・経済・文化・都市機能を保持・ しながら緑を取り戻す」ことが重要であると宣言しています。
②では「どのようにみどりを取り戻してきたか」を4つの型に分類し代表的なPJを取り上げています。③ではみどりの多面的な効果を定量的な尺度で評価できる「ものさし」を環境に関する5つの側面から独自に整理し、ピックアップした8つのPJで数値による可視化を⾏っています。今後日建ランドスケープでは上記の「ものさし」を実装し、エビデンスに基づいた環境価値の提案に繋げていきたいと考えています。