日建設計 115年の生命誌
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日建設計は2015年に創業115年を迎えました。明治・大正・昭和・平成の時代の流れの中で、それぞれの時代の社会や人々と共に歩んできました。その過程は、世代を越えて、各時代の人々が必要とした価値を、「信頼と技術」により作り出そうとしてきた歴史でした。
社会や企業は変化する状況の中で生き続ける「生命系」に喩えることができますが、変わり続ける社会と共に生きてきたこの生命系を「日建設計 115年の生命誌」として紹介いたします。
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1.プロローグ
2.明治の曙光
2-1 明治への揺籃 -別子銅山から-
2-2 住友春翠に始まる
2-4 須磨の浜風 -住友家須磨別邸 -
2-5 大阪図書館 -西洋古典様式建築の「理想の原形」から -
大阪図書館(現:大阪府立中之島図書館) 1904年
『野口博士建築図集』
3.更なる近代へ
-大正から昭和初期の時代に-
3-1 「和」のコラボレーション
-住友春翠・日高胖・小川治兵衛・八木甚兵衛-
3-2 大正12年のBCP
-関東大震災と住友銀行東京支店-
3-3 簡素にして確実を旨とすべし
-住友ビルディングの完成-
3-4 営繕直営方式の遺伝子
住友ビルディング(現:三井住友銀行大阪本店) 1期 1926年 2期 1930年
撮影:東出清彦
4.大恐慌の荒波 そしてゼロからの出発
4-3 日本生命保険本店本館
-激動の時代と共に生き続けた品格ある建築-
4-4 北浜五丁目十三番地の「まで」と「から」の間に
-東京・大阪・名古屋大空襲そして広島・長崎・沖縄-
東京大空襲 1945年
フリー百科事典「Wikipedia」、米軍撮影(1945)
5.戦後の焼け跡から
6.若々しい日本へ
6-1 戦後経済の顔、新しい民主主義の器
-百十四ビル・百十四銀行本店と広島県庁舎-
6-2 パレスサイドビル
-日本建築が持つ質感を近代技術で実現する-
パレスサイドビル 1966年
撮影:村井 修
7.社会と技術のビッグバン
7-1 技術のビッグバン:1970年代~1990年
-「成長の限界」への気付きも始まる-
7-2 社会の大型化と共に
-中野サンプラザと新宿NSビル-
7-3 過去を受け止め、未来へ投げる
-大阪市庁舎と日本電気本社ビル-
中野サンプラザ(全国勤労青少年会館) 1973年
『Building Future Japan 1900-2000』
8.社会の進展に伴う、社会の器の作り方
8-3 創造的なマネジメントが、未踏のプロジェクトを実現する
(左)泉ガーデン 2002年 撮影:川澄・小林研二写真事務所
(右)渋谷ヒカリエ 2012年 ©Shibuya Hikarie 提供:渋谷ヒカリエ
9.「未知」に取り組む
9.2 宇宙は何からできているのだろう?
-スーパーカミオカンデとJ-PARC-
9.4 骨格のデザインは 伸びやかに
-モード学園スパイラルタワーズとホキ美術館-
9.5 素材の可能性を追求する
-中之島ダイビルと木材会館-
スーパーカミオカンデ 1996年
提供:東京大学宇宙線研究所 神岡宇宙素粒子研究施設
10.「大いなるもの」から物語を紡ぎ出す
10.2 自然に溶け込む 時に溶け込む
-ポーラ美術館と神戸税関本関-
10.3 サステナブルな都市を求めて
-中国天津于家堡金融地区開発と東京ミッドタウン-
10.4 建築は風土から立ち上がるもの
-沖縄科学技術大学院大学と蘇州電視台-
沖縄科学技術大学院大学 1期 2010年
撮影:東出清彦
11.海外プロジェクトは、それぞれの文化への敬意から
11-1 中国の歴史を現代に生かす
11-2 ロシアへ、日本より愛を込めて
-サンクトペテルブルグ"WARM CITY"-
11-3 ベトナムの歴史や文化への敬意から
11-4 現代イスラム社会の人々と共に
西安大雁塔北広場周辺地区都市設計 2005年
12.日本文化の持つ「力」