ダイヤゲート池袋が、
CIBSE 2021の年間最優秀プロジェクト賞を受賞

ダイヤゲート池袋が、CIBSE - Building Performance Awards 2021において年間最優秀プロジェクト賞（国際部門）を受賞いたしました。この賞は、優れた性能を発揮しながら、ユーザーの満足度と快適性が高い新築建築物を評価し表彰するものです。同賞の受賞は日本国内の建築としては初となります。
CIBSE (Chartered Institution of Building Services Engineers)は、英国を中心に北米、アジア、中東などに支部を持つ英国の環境設備技術者協会です。今回受賞した「Building Performance Award」は同協会が毎年実施しています。設計意図や性能仕様のみならず、実際に測定された性能や結果に重点を置いている英国の業界唯一の賞となります。

ダイヤゲート池袋は、西武鉄道池袋旧本社ビル敷地に加え、西武鉄道池袋線の線路上空と西武鉄道所有地の線路西側の用地を活用した、池袋駅南側に位置するオフィスビルです。非常に複雑なプロジェクトであるにもかかわらず、建物全体の運用を考慮された建築設備計画や、建物の性能についての多面的なアプローチなどが受賞の理由としてあげられます。また、デジタルツインの好例としても評価されました。

ダイヤゲート池袋の主な技術的特徴：

• 排熱回収を利用した、新しいウォールスルーユニットの開発と導入により、機器の効率向上とオフィスの窓廻りごとに独立した冷暖房と換気運転を実現し、快適性と空気質を向上。
• ベースラインとなる基準値に比べ、実際の一次エネルギー消費量を約50%削減。
• レジリエンスと冗長性、柔軟性に優れたオフィス空間、居住者の快適性、省エネルギー、大型のオフィスプレート、高い環境性能などをいずれも高いレベルで実現させた設備設計。
• 水蓄熱槽により夏季の電力需要ピーク時のピークカットを行うため、ビル全体のピーク電力需要は38W/㎡と非常に低い。

ダイヤゲート池袋
事業者：西武鉄道株式会社
事業代行：株式会社西武プロパティーズ
所在地：東京都豊島区
竣工：2019年2月