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日建設計東京ビル3階の共創プラットフォーム「PYNT」と「TOILET」が2024年度グッドデザイン賞を受賞

日建設計東京ビル3階にデザインした共創スペース「PYNT」と「TOILET」が、公益社団法人日本デザイン振興会主催の2024年度グッドデザイン賞を受賞しました。
今回の受賞を契機に、当社では社会環境課題の解決に資する共創活動や、オープンプラットフォームとしてのPYNT運営の促進を図るとともに、DE&I(ダイバーシティ・エクイティ&インクルーシブ)についてもデザインを通じて建築・都市づくりの中でさらに推進してまいります。
なお、受賞作品は下記の会期・会場で開催される「GOOD DESIGN EXHIBITION 2024 -2024年度グッドデザイン賞受賞展-」でパネル展示されます。
皆様のご来場を心よりお待ちしております。

GOOD DESIGN EXHIBITION 2024 -2024年度グッドデザイン賞受賞展-

会期 11月1日(金)~11月5日(火)
会場 東京ミッドタウン各所

名称:共創プラットフォーム「PYNT」
応募カテゴリー:一般向けの取り組み・活動 ー 産業向け意識改善・マネジメント・取り組み
概要

PYNTは、日建設計東京ビルの大規模改修に際し、同ビル3階を社外共創活動と職員の働き方改革の実験的取組みの場として整備しました。内部仕上げや什器‧家具には、廃棄衣料再生材や国産のスギ‧タモ材を利用しています。共創スペースの面積は約1,000㎡で、社会環境の課題解決に向けた共創活動に関心を示す社内外の方々をターゲットに、セミナー‧ワークショップを実施しつつ、実証プロジェクトの企画と実施を促進しています。

グッドデザイン賞審査員からの評価コメント
コロナ禍を経て設計事務所の働き方が大きく変わる中で、どのようにリアルな場の価値を考え、人が参画できる場をつくっていくのかが問われている。不整形なオフィスレイアウトやさまざまな素材が混在する家具からは外部と内部が自然に接点を持っていく様子が感じられる。また、イベント回数や参加者数を見ると1年間という短期間の中で広く社外へアプローチしていることが読み取れる。XR関連の体験コンテンツやサーキュラーエコノミーへの実践的取り組みなど、設計事務所の知見を活かした今後の活動も期待したい。

名称:TOILET
応募カテゴリー:建築(産業/商業施設)ー オフィス空間・産業空間のインテリア
概要

「TOILET」は、従来の男性用、女性用、車いす利用者用といった「誰が使うか」ではなく、一息つきたい、目を覚ましたい、化粧を直したいといった「どう使うか」のアクティビティで線を引き直した新しいトイレの提案です。トイレを「どう使うか」のヒアリングから3種類のテーマ(Relax, Refresh, Styling)を導き出し、白いモザイクタイルの空間をベースに目地色、什器の設え、照明の色温度を変えることで、各テーマの雰囲気を創出しました。人が出会いにくい回遊型の配置、デジタルサイネージによる利用状況の表示、音、香りの計画によりプライバシー配慮と快適さを実現しました。

グッドデザイン賞審査員からの評価コメント
トイレについて考える時、ジェンダーは切っても切れないテーマだと、思い込んでいたことに気付かされるプロジェクトだ。ここでは、「だれが使うか」ではなく、「どう使うか」にフォーカスして、全て個室のトイレとしてデザインしている。まず個室内の造り込みに注目すると、ディテール、素材使いから、光、音、香りまでを繊細にコントロールし、非常にリッチなトイレ体験を提供している。トイレ前の廊下もギャラリーのように整えられており、良い意味でトイレっぽさがなく、人とすれ違っても気まずさがない。トイレが使用中かどうかも、優しい光のサインでほんのり示してくれる。スペースの都合上、全てこのようなトイレにするのは難しいが、トイレの新しいあり方を示している点で評価した。

グッドデザイン賞とは

1957年創設のグッドデザイン商品選定制度を継承する、日本を代表するデザインの評価とプロモーションの活動です。国内外の多くの企業や団体が参加する世界的なデザイン賞として、暮らしの質向上を図るとともに、社会の課題やテーマの解決にデザインを活かすことを目的に、毎年実施されています。
受賞のシンボルである「Gマーク」は優れたデザインの象徴として広く親しまれています。

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