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第26回 NSRIフォーラムのお知らせ

今後益々、高齢化社会は進展します。高齢者を社会的弱者として「面倒をみられる」立場から解放し、高齢者自らが社会的役割を見つけることで活動を促進させるNGO『Ibasho』(本部:ワシントンDC)の代表・清田英巳氏にお話しいただきます。東日本大震災で被災した岩手県大船渡市で2013年6月に立ち上げた多世代交流拠点『居場所ハウス』、また2013年に台風ヨランダの高波被害に遭ったフィリピン・レイテ島オルモック市での『Ibasho』活動、さらに世界銀行が助成したIbasho研究の成果の一部をご紹介いただきます。
翻って日本の地方生活圏のコミュニティにおいて高齢者の社会参画をどのように促し、高齢者福祉、居住問題についてどのようにテコ入れができるのか、地方創生の新しい切り口としてのIbashoプログラムの適用可能性を探ります。

(ファシリテーター:井上郁美)




    日 時:2015年4月23日(木)15:00~17:00 
    会 場:NSRIホール(東京都千代田区飯田橋2-7-5明治安田生命飯田橋ビル2階)→地図 
    定 員:100名
    申 込:お名前、所属、連絡先電話番号を以下のメールアドレス・またファックスまでお送りください。
          toshikei@nikken.jp
          03-5259-0180

■講師紹介


清田 英巳 (きよた えみ)氏
『Ibasho』創設者・代表、博士(建築行動学)
環境老年学、医療施設における組織改善を支援する専門家であり、高齢者介護施設の環境とケアの向上に努める。米国、欧州、アジア、アフリカにおいて、高齢者介護施設、病院、リハビリテーションセンターなどを「高齢者に優しい」環境にするための多数のコンサルタントに携わる。世界都市サミット、世界銀行を含む学会・会議における研究者・実践者への講演多数。先進国同様、開発途上国においてもこれから直面する、高齢者への介護・住環境の問題に関心を持ち、日本語で「自分らしく居られる場所」を意味する「居場所」をコンセプトとする、ワシントンDCを本部とする国際非営利組織「Ibasho」を創設した。
「Ibasho」は、高齢者が地域社会にもたらす知恵や経験等の価値をもとに、社会的、経済的、環境的に持続可能なコミュニティ形成を目指しており、この理念に基づきブータン、スリランカ、コートジボワールでの高齢者向けの住宅、サービスの開発にも取り組んでいる。また、東日本大震災の被災地においては、官民パートナーシップ(PPP)による最初の「居場所カフェ」プロジェクトのファシリテーターも務めた。ロックフェラー財団から「Belllagio Fellowship」を受け、「高齢化社会、自然災害に強いコミュニティ創りの理念構築」の作成に取り組む。

■ご案内役(ファシリテーター)

井上 郁美(いのうえ いくみ)
日建設計総合研究所上席研究員
工学部建築学科卒業。株式会社日建設計、日建設計マネジメントソリューションズ株式会社を経て、2015年1月より日建設計総合研究所に勤務。二十余年間、設計者に伴奏するプロジェクトマネージャーとして、医療者のための研修施設、外資系企業のオフィス、物流施設の計画、設計、施工、稼働まで幅広く携わる。NSRIでは少子高齢化、地方創生、女性の活用などをキーワードとした研究・プロジェクトに取り組む予定。

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