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熊本地震の体験談をまとめた『熊本地震の体験談から学ぶ 防災ヒントブック』をつくりました。 

10月29日、熊本地震からの復興イベント「オールクマモト GACHI スペシャル in 熊本城」の会場にて、『熊本地震の体験談から学ぶ 防災ヒントブック』を配布いたしました(A5冊子・16ページ)。人気キャラクターくまモンが表紙のこの冊子は、熊本地震で被災された方々の体験談をマンガを使って4つの視点でまとめたものです。

企画・制作は、弊社の社内クラブ「ボランティア部」。東日本大震災後に設立されたクラブです。これまで仮設住宅の断熱対策や、「逃げ地図」開発・ワークショップなど、各地で、まちづくりや建築の専門知識をいかした支援活動を行ってきました。

『熊本地震の体験談から学ぶ 防災ヒントブック』 『熊本地震の体験談から学ぶ 防災ヒントブック』
冒頭で「熊本地震で起きたこと」を紹介し、「避難場所を知っていますか?」「本当に必要だったもの」「改めて確認!知り方・知らせ方」「実はあなたも助ける側かも!?」という4つの視点でまとめています。

  • イベントの様子 イベントの様子

  • ボランティア部のメンバー ボランティア部のメンバー

ボランティア部では、熊本地震が起きた1か月後から、有志メンバーにて何度か熊本や大分を訪問し、被災された方が何に困っているのかを理解するため、現地でのヒアリングを行いました。最初から何をアウトプットとするかを決めていたわけではありませんが、被災された方のお話を聞くうちに、「被災後何に困りどう行動したのか」ということを中心にまとめ、今後の防災や避難生活のヒントとなるような情報発信をしよう、という結論にいたりました。

文章・挿絵・編集などは、すべてボランティア部のメンバーで行っています。
マンガを使ったのは、誰にとっても分かりやすく興味を持ってもらえるのではという期待に加え、ストーリー性を持たせることで共感を呼び、より自分ごととして防災を考えてほしいという気持ちが強かったことも理由のひとつです。

「オールクマモト GACHI スペシャル in 熊本城」でこの冊子を手にした方の中には、「熊本地震の経験を伝えたいけれどどうしたら伝えられるか分からなかったが、このような方法があったのですね」という方や、「ぜひ話を聞いて欲しい」という方もいらっしゃいました。
ボランティア部では、今後、こうした方のご協力のもと、子連れの方や障がいのある方など様々な立場の方のお話や、避難所・仮設住宅での生活、住宅再建を巡るお話などもまとめて発信していけたらと考えています。

最後になりますが、被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げますとともに、震災からの一日も早い復興をお祈り申し上げます。
そして、この冊子を通して、被災された皆さまの体験を、ひとりひとりの災害対策にいかしていただけることを心から願っています。

ここをクリックするとデジタルブックをご覧いただけます。
ダウンロードも可能です。

※『熊本地震の体験談から学ぶ 防災ヒントブック』を差し上げます。お名前+ご住所を以下までお送りください。
webmaster@nikken.jp

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