One Za’abeel
ドバイのスカイラインの新しいシンボルとなるエレガントなタワー
~世界最長のキャンチレバーを持つ“The Link”、初夏にリフトアップ予定~
ふたつのタワー、それらを地上約100mの上空で結ぶThe Link、ポディウムと呼ばれる低層部の4つのボリュームで構成されるOne Za’abeelの建設が着々と進んでいます。
The Linkを低層部のポディウムの屋上で組み立てて、高速道路をまたぐように少しずつスライドさせていく工程は、地元ドバイで話題になりました。この工程がほぼ終了し、2020年の半ばには、地上100mへとリフトアップする予定です。
The Linkを低層部のポディウムの屋上で組み立てて、高速道路をまたぐように少しずつスライドさせていく工程は、地元ドバイで話題になりました。この工程がほぼ終了し、2020年の半ばには、地上100mへとリフトアップする予定です。
The Linkについて
”The Link" は、世界最長規模のキャンチレバーであり、上空に浮かびあがるフローティングオアシスです。The Linkには有名シェフのレストランやバーラウンジ、オブザベーションデッキが配置されます。また、屋外(The Linkの上部)にはプールが設けられるなど、観光客にとっても、また、ドバイ市民にとっても、新たな観光施設のひとつとなるでしょう。
ドバイとOne Za’abeelプロジェクト
One Za’abeelの計画地は、立地的にも歴史的にもドバイ金融街のゲートとして位置付けることができます。ドバイ国際空港から都心部に向かうシェイクザイードロードの北端にあり、現代ドバイの発祥の地ともいえるワールドトレードセンターの隣に位置しています。そこから南側のシェイクザイードロード沿いにはエミレーツタワー(1999年竣工)やブルジュハリファ(2009年竣工)など現代ドバイを代表する建築が建ち並び、One Za’abeelの計画地を起点に南側にドバイの発展軸が形成されています。
One Za’abeelのデザイン
One Za’abeelは、ドバイ金融街のゲートらしく、二つのタワーとThe Linkが高速道路をまたいだ、シンプルでダイナミックなデザインとしました。また、力強さとは違う柔らかい表現も用いています。
タワー部分は白色ドットを配したガラスフィン付きのカーテンウォールとなっており、フィンの効果でタワーの輪郭を陽炎のように見せています。そして、雲の上のミラージュのようなThe Linkの浮遊感を際立たせています。
奇抜で華やかなデザインで圧倒的な存在感を放つ建築の多いドバイの中で、One Za’abeelは、流行や好みに左右されないエレガントかつシンプルで力強いタイムレスなデザインで、ドバイの新しい建築の価値観とスカイラインを形成するシンボルとなることを目指しています。
日建設計は、過去にドバイ商工会議所(1995年竣工)のデザインを担当して以来、長い間ドバイの都市としての発展を見守ってきました。20数年経て、新たなドバイのシンボルをデザインすることを重要なマイルストーンとしてとらえて、さらなる発展に寄与していきたいと考えています。
タワー部分は白色ドットを配したガラスフィン付きのカーテンウォールとなっており、フィンの効果でタワーの輪郭を陽炎のように見せています。そして、雲の上のミラージュのようなThe Linkの浮遊感を際立たせています。
奇抜で華やかなデザインで圧倒的な存在感を放つ建築の多いドバイの中で、One Za’abeelは、流行や好みに左右されないエレガントかつシンプルで力強いタイムレスなデザインで、ドバイの新しい建築の価値観とスカイラインを形成するシンボルとなることを目指しています。
日建設計は、過去にドバイ商工会議所(1995年竣工)のデザインを担当して以来、長い間ドバイの都市としての発展を見守ってきました。20数年経て、新たなドバイのシンボルをデザインすることを重要なマイルストーンとしてとらえて、さらなる発展に寄与していきたいと考えています。
One Za’abeel
建築主 | : | One Za’abeel L.C.C |
---|---|---|
建設地 | : | アラブ首長国連邦ドバイ |
敷地面積 | : | 31,100㎡ |
延べ面積 | : | 470,700㎡ |
最高高さ | : | タワーA:301.4m タワーB:238.3m ポディウム:20m |
用途 | : | タワーA:テナントオフィス、ラグジュアリーホテル、サービスアパート、オフィス タワーB:レジデンシャルアパートメント ポディウム:商業施設、オフィスエントランス、ホテルエントランス、宴会場、レジデンシャルエントランス |
竣工年 | : | 2021年末 |