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「Cityscape Global 2024」で中東地域のプロジェクトと次世代超高層ビルのプロトタイプを展示

日建設計は、11月11日から14日まで、中東最大の不動産展示会「Cityscape Global 2024」に出展し、中東地域のプロジェクトと次世代超高層ビルのプロトタイプを紹介しました。

本展示会は、「The Future of Living(未来の暮らし)」をテーマに、サウジアラビアの首都リヤドで開催され、急速に発展するサウジアラビアの不動産分野における国内外の投資機会の拡大を目的としています。

当社のブースでは、30年以上前に完成したイスラム開発銀行(ジェッダ)から、最新の受賞プロジェクトであるタダウル・タワー(キング・アブドラ金融地区)まで、サウジアラビアにおける当社の歩みを表すプロジェクトを展示しました。また、この地域に到来しつつある新しい生活様式の一端を垣間見るものとして、アラブ首長国連邦の先進的な都市開発事業であるOne Za’abeelや水辺の集合住宅なども紹介しました。

「現在、私たちは国際的なトレンドに触れる機会が増えている若い世代向けに、サウジアラビアにおける新しいコミュニティのモデルを提案しようと取り組んでいます」と、ファディ・ジャブリ日建設計ドバイ(NIKKEN SEKKEI FZ-LLC)取締役社長は述べます。「屋内外をシームレスにつなぎ、光と眺望をふんだんに取り入れ、立地環境を最大限に生かした個性あるデザインを意識しています。特に、ランドスケープとパブリックスペースの融合には重きを置き、日本の借景から着想を得た、より崇高な新体験の創出を目指しています。」

さらに今回は、次世代超高層ビルのプロトタイプの展示により、これからの超高層ビルの在り方に関する洞察を提供しました。本プロトタイプでは、植物から着想を得た鉄骨と木のハイブリッド構造や、シャトルエレベーターとエスカレーターを組み合わせた輸送システムなど、さまざまな工夫により、建物のライフサイクル全体で最大40%のCO2排出量削減が実現できる可能性があります。

「サウジアラビアをはじめ、各国がCO2排出量の削減に多額の投資を行い、カーボンニュートラル社会の実現を目指しています。本プロトタイプには、各地域の条件に合わせて応用できる要素が盛り込まれています。今後さらに進化させ、日本をはじめ、世界中に展開していくことを楽しみにしています。」

昨年に続き、2015年より業務提携しているオーストラリアの建築設計事務所Buchanと共同で出展しました。

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