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『建築の環境価値BOOK Second Edition』を発刊します。
~環境価値のポジティブ・インパクトを定量化し、リジェネラティブな社会構築を目指す~

2021年にFirst Editionを発行した『環境価値BOOK』に、時代の変化に合わせた新たな情報を追加しました。

従来、環境建築は、主にネガティブ・インパクトである「環境負荷」低減をテーマとして、エネルギー消費量・CO2排出量・水使用量・廃棄物量・資源使用量など定量化が容易な環境価値を中心に議論されてきました。
一方、ポジティブ・インパクトである快適性・利便性・健康性などの「環境品質」については定性的な評価が主流であったため、あまり議論されてきませんでした。
本書は、国内外の研究が進み、これらの定量化が試みられるようになったことを受けて、ネガティブ・インパクトの低減が、ポジティブ・インパクトとしての様々な便益をもたらすことについて、エビデンスを分類・整理し、判り易くまとめたものです。
First Editionに、新たな環境価値として近年注目されている生物多様性、半屋外空間、木質化、ムラのある環境の指標を追加し、最新のプロジェクトでの実例も加えています。
社内向け技術情報冊子の体裁をとっておりますが、建築を専門とする学生や建築物の環境価値に関心をお持ちの皆さまにもお読み頂きたく、デジタル版として公開することといたしました。
真に環境価値の高い建築創出とリジェネラティブな社会構築に向けた一助となれば幸いです。

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