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暮らしのアイデア55展
~ 変化していく暮らしに応える「住まい」とは? ~
日建設計ハウジングシステムグループ展を開催します。

株式会社日建設計(本社:東京都千代⽥区、代表取締役社⻑:⼤松敦、以下「日建設計」)は、2025年10月7日(火)~12月5日(金)に日建設計東京ビルにて、持続可能で豊かな暮らしを支え、過去から未来へつながる住まいのアイデアを紹介する「暮らしのアイデア55展」を開催いたします。1970年に日建設計から分社した日建ハウジングシステムは、55年間にわたり集合住宅の課題に取り組んでまいりましたが、2025年にふたたび日建設計に合流し「日建設計ハウジングシステムグループ」として再出発することとなりました。本展では、その⻑い活動の中で培った次世代の住まいに合わせたアイデアを社会に紹介いたします。

開催概要

暮らしのアイデア55展
開催日時: 2025年10月7日(火)〜12月5日(金)
      9:00~17:00 ※土日祝日は閉館
会場:日建設計東京ビル1・2F
   東京都千代⽥区飯⽥橋2‐18‐3
主催:株式会社 日建設計
企画:ハウジングシステムグループ

暮らしのアイデア55展について

近年、日本の住宅を取り巻く環境は、人口減少や高齢化、世帯構成の変化、テレワークの定着などにより大きく変化しています。これに伴い、住まいには「ライフスタイルに応じて姿を変えられる柔軟さ」が求められるようになっています。
日建設計は、55年にわたる集合住宅の設計経験と知見を活かし、これらの社会的課題に対応するための「持続可能かつ柔軟な住まい」のあり方を提案する展示会「暮らしのアイデア55展」を開催します。本展では、多様化するライフスタイルに寄り添いながら、未来の住まいの可能性を探る55のアイデアを紹介します。

注目の展示ブース特徴的な展示4選

CASE1:次世代の集合住宅 担当:鈴木啓之

人口減少や少子高齢化が進む中、家族構成や暮らし方は⼤きく変化しています。日建設計が提案する「次世代の集合住宅」は、「多様性」「持続性」「コミュニティ」を柱としています。プライバシーを重視する住戸から、住民同士が自然に交流できるコミュニティコリドー、ライフステージに合わせて部屋の規模や用途を拡張できるアネックスユニットまで、多様な暮らし方に応じた構成を提案しています。
さらに、再生可能な素材の利用や自然換気、緑化といった環境負荷を抑える手法を取り入れ、次世代にふさわしい持続可能な集合住宅のプロトタイプを提示しています。

CASE2: R³ PROJECT 担当:渋谷篤、渡辺いづみ

R³ PROJECTは、Reforest(再生する)× Relax(癒やす)× Recreate(創造する) をコンセプトに、国産材の普及と森林再生を実現しながら、暮らしや働く場を柔軟にデザインできる家具・空間づくりの提案です。パーテーションシリーズや、キャスターシリーズなど、国産材の骨組みと多様なパーツを組み合わせ、空間を自由に構築・変化させることができるアイテムです。住宅、オフィス、共有スペースなど、あらゆる場所で活用が始まっています。

CASE3: 自在区 ZIZAIKU(可動間仕切り) 担当:渋谷篤、渡辺いづみ

自在区ZIZAIKUは、暮らしの変化や家族構成の変化に応じて自由に間取りをつくり変えられる可動間仕切りシステムです。タテ・ヨコ・ナナメなど敷居やレールに固定されず、自由に設置できるパネルや引戸、カーテン、吊棚など多彩なパーツを組み合わせることで、既成概念にとらわれない新しい住空間を創出でき、どなたでも簡単に付け替えられる高い操作性が特⻑です。⼤規模な工事をせずに、簡単にリフォームや用途変更ができ、住居だけでなく共用室やオフィス、店舗、病院などにも活用できます。

【ZIZAIKUのビフォーアフター図:マンション居室を自在に変形。必要ベッド数に合わせて仕切る】

CASE4: 竹でイエを建てちゃおう!プロジェクト 担当:古山明義

全国的に課題となっている「放置竹林」に対して、日建設計は、地域課題の解決と環境負荷低減を両立させるため、竹を建築資材として再活用する研究を進めています。竹は強度や弾力性に優れ、3〜5年で成⻑する再生可能な素材であり、伐採後も植林の必要がなく持続的に活用できる点が⼤きな特徴です。
2021年からは鹿児島⼤学らと共同で「竹集成材構造モデルプロジェクト」を始動し、国内で初めて竹集成材構造による性能評価書を取得しました。また、竹の可能性を生活者にも身近に感じてもらうための「竹でイエを建てちゃおう!プロジェクト」も展開しています。会場では、これまでの研究成果やプロジェクト事例を紹介しながら、放置竹林を資源へと転換する取り組みをご覧いただけます。

デザイナーのご紹介

日建設計について

日建設計は、建築・土木の設計監理、都市デザインおよびこれらに関連する調査・企画・コンサルティング業務を⾏うプロフェッショナル・サービス・ファームです。1900年の創業以来120年にわたって、社会の要請とクライアントの皆様の様々なご要望にお応えすべく、顕在的・潜在的な社会課題に対して解決を図る「社会環境デザイン」を通じた価値創造に取り組んできました。これまで⽇本、中国、ASEAN、中東で様々なプロジェクトに携わり、近年はインド、欧州にも展開しています。

本件に関するお問い合わせ先

株式会社日建設計 広報室 Tel. 03-5226-3030  e-mail:webmaster@nikken.jp

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