Menara Astra
インドネシア, ジャカルタ
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流線形のタワー
インドネシアを代表する大企業Astra Internationalの本社ビルMenara Astraは、ジャカルタの中心業務地区の空高くにそびえ立つ。 2.8ヘクタールの敷地内にオフィスと3棟の高層マンションを配した同社初の不動産開発プロジェクトであり、人通りの多い主要な通りに面する。丸まったコーナーとそれを取り巻く外装のフィンが、まるで握り合う手のように見えるタワーデザインは、Astra Internationalのミッションである「協調」を表現しており、複数の多国間ビジネスと多様な価値観の社員を抱える同社のイメージに相応しいといえる。 タワーの流線形は美的印象を与えるだけでなく、 高さ261.5mの高層建築に対する風の影響を効果的に軽減させるという構造的な利点もある。対角に位置する丸コーナーと外装フィンが、朝晩に発生する卓越風による風荷重を(同規模の直方体の建物に比べて)20~30%軽減する役目を果たす。
建築主 | PT ASTRA INTERNATIONAL TBK |
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所在地 | インドネシア ジャカルタ |
敷地面積 | 10,762 ㎡ |
延べ面積 | 160,000 ㎡ |
最高高さ | GL+261.5m |
竣工年 | 2017 年 |
備考 | 設計:AIRMAS ASRI |