構造安全検証のためのオーダーメイドの設計用模擬地震動「NS Wave®」
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日本は世界でも有数の地震大国です。建物は地震に直接的にさらされるため、大地震で大きな被害を受けるたびに建築基準を見直す法改正がなされてきました。日建設計では、お客様とその建物に関わるユーザーの安全のために、構造技術に対する知見と手法を模索し、法改正に先駆けて、常に独自の地震対策に取り組んできました。
ここ三十年ほどを振り返ると、ゆらゆらと長い時間揺れる長周期地震や、建物に瞬間的な衝撃力が作用する内陸直下地震など、様々なタイプの非常に大きな地震が日本の各地で発生してきました。地震というと“震度”という指標に聞きなじみがあると思いますが、建物の安全性検証にはこの“震度”だけではない様々な指標が用いられます。ここでは建物の構造設計に用いるために、日建設計が独自に開発した設計用模擬地震動NS Wave®についてご紹介します。
CATEGORY
設計用模擬地震動とは
NS Wave®(日建サイト波)とは
地震波が建物につたわるまで
NS Wave® と東日本大震災の観測記録の比較
※仙台市の観測記録は国立研究開発法人建築研究所の強震観測で得られたものを使用しています。
引用元:鹿嶋俊英, 小山信, 大川出: 平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震における建物の強震観測記録, 建築研究資料 No.135,国立研究開発法人建築研究所, 2012年3月
設計用入力地震動に関する日建設計の独自開発の変遷
設計用入力地震動の歴史
各設計用入力地震動の比較