JR熊本駅ビルが
International Living Future Instituteの2022年バイオフィリックデザイン賞の大賞を受賞
野田東徳 [雁光舎]
日建設計が設計したJR熊本駅ビルプロジェクトが、米国のInternational Living Future Institute(ILFI)が主催する2022年 「Stephen R. Kellert Biophilic Design Award」を受賞しました。 毎年授与されているこの賞は、建築において、人と自然を結びつけることを目指すバイオフィリックデザインの思想と効果を実証した建築物、インテリア、コミュニティなど、建築環境の功績を評するものです。発表は、2週間にわたって開催されたILFIのイベント「Living Future 2022: Restoration + Justice Summit」の中で5月12日に行われました。
ILFIは、このプロジェクトが、熊本ならではの自然の魅力を体現していることを特筆すべき点として挙げています。西日本の熊本県に位置するこの施設の最大の特徴は、1階から7階までを貫通する屋内型の水と緑の立体庭園「ぼうけんの杜」です。吹き抜けを階段形状にすることで自然光を取り込むとともに、日本に自生する数十種類の植物をデジタルシミュレーション等で最適化した環境に配置しています。空間デザインに自然を取り入れることで、森林浴をしながら時を過ごせるような豊かな環境を創出しています。
ILFIは、このプロジェクトが、熊本ならではの自然の魅力を体現していることを特筆すべき点として挙げています。西日本の熊本県に位置するこの施設の最大の特徴は、1階から7階までを貫通する屋内型の水と緑の立体庭園「ぼうけんの杜」です。吹き抜けを階段形状にすることで自然光を取り込むとともに、日本に自生する数十種類の植物をデジタルシミュレーション等で最適化した環境に配置しています。空間デザインに自然を取り入れることで、森林浴をしながら時を過ごせるような豊かな環境を創出しています。
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野田東徳 [雁光舎]
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野田東徳 [雁光舎]
Stephen R. Kellert Biophilic Design Awardは、バイオフィリックデザインの思想を建築環境に適用し数々の賞を受賞した先駆者、故スティーブン・R・ケラート博士にちなんで命名されました。ケラート博士はイェール大学の森林環境学部の上級研究員として活躍され、サステナビリティに配慮したデザインと開発の親和に重点を置いた研究と提言を行っていました。
International Living Future Instituteは、説得力のある未来へのビジョンを提唱することが人類と自然界の関係を調和させるための基本要件であるという理念のもとで活動しています。ILFIは、世界で最も厳しい環境建築基準の一つである「Living Building Challenge」を創設しています。
International Living Future Instituteは、説得力のある未来へのビジョンを提唱することが人類と自然界の関係を調和させるための基本要件であるという理念のもとで活動しています。ILFIは、世界で最も厳しい環境建築基準の一つである「Living Building Challenge」を創設しています。