AWARDS

日建設計が設計に携わった2件のプロジェクトが「2025 ASHRAE Technology Awards」のグローバル表彰で最優秀賞を受賞

このたび、American Society of Heating, Refrigerating and Air-conditioning Engineers(以下ASHRAE)が主催する2025 ASHRAE Technology Awards にて、日建設計が設計に携わった2件のプロジェクトが2部門で最優秀賞を受賞しました。2月8日に米国フロリダ州のヒルトン・オーランドで行われた授賞式には、当社の常務執行役員の水出喜太郎他、プロジェクトメンバーが出席しました。

ASHRAE Technology Awards

1999年に空気調和・衛生工学・冷凍に関する技術の進歩発展をはかるため、ASHRAE*(米国暖房冷凍空調学会)によって設立されました。住者の快適性、室内空気質、省エネルギー性能、地球温暖化防止に貢献する計画や設計、コミッショニングプロセスを表彰する国際賞です。

*暖房、換気、空調、冷凍など、空気調和や衛生工学に関する技術の進歩や発展を目的とした国際的な学会。

HD現代グローバルR&Dセンター (GRC)

最優秀賞 CategoryⅠ: Commercial Buildings – New

韓国の城南市に建つHD現代のR&Dオフィスビルです。Wellness/Energy/Communicationを計画の主眼として、CUBE/VOID/GRIDによる幾何学的なデザインと設備システムを統合することで、様々な相乗効果を⽣む「Geometric MEP System Design」を実践しました。鉄骨アウトフレームによる外装や放射冷暖房といった技術を取り入れています。竣工後の性能確認を実施し、快適な室内環境の実現と韓国の一般建物と比較して40%以上のエネルギー削減を達成したことが確認されています。効果の定量的な検証を通じて、韓国国内のみならず類似の気候の地域など、広くにわたり参照されうる結果が得られています。

建築主:HD現代
設計者:日建設計、Heerim Architects & Planners Co., Ltd.

🄫 Kim YongKwan

京都市新庁舎 分庁舎

最優秀賞 CategoryⅡ: Other Institutional – New

環境モデル都市である京都府に位置する京都市役所分庁舎プロジェクトでは、京都の豊富な地下水や森林資源といった地域の自然エネルギー源から変換した熱を利用して建物を空調するという革新的な省エネ手法を採用しています。また、景観保護の観点から、京都市の建物の高さ制限に適した放射空調等の空調システムを建物に統合することで、京都らしい省エ庁舎を実現しました。

建築主:京都市
設計者:日建設計

🄫 SS Co., Ltd.

授賞式の様子

HD現代グローバルR&Dセンター (GRC) 
左から 伊藤浩士(日建設計)、水出喜太郎(日建設計)、M. Dennis Knight 氏(ASHRAE President)、金美花(日建設計)

京都市新庁舎 分庁舎
左からM. Dennis Knight 氏、豊村幸毅(日建設計)、水出喜太郎

左から、伊藤浩士、水出喜太郎、Kim Gyeong Jin 氏(HD現代)

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