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日建設計の共創プラットフォーム「PYNT」創設3周年!社会環境デザインを体現する26件の社会実装プロジェクトが誕生
累計2.6万人を超える繋がりを源泉に、2030年に向けて「共創の仕組み」を進化

株式会社日建設計(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:大松敦)が運営する共創プラットフォーム「PYNT(ピント)」は、2026年4月10日、開設3周年を迎えました。開設から3年で2.6万人を超えるステークホルダーとの信頼とネットワークを築くことができたほか、PoC段階のアクションは47件、社会実証プロジェクトも23件に到達したことをお知らせします。

共創プラットフォーム「PYNT」について

複雑化する現代の社会課題は、一社単独での解決が極めて困難です。そのため、多様な組織や個人が連携す る「共創」が有効な打ち手となります。そこで日建設計は2023年4月10日、多様な人々が出会い、共創を育むため のプラットフォームとして、日建設計東京ビル(飯田橋)に「PYNT」(以下「PYNT東京」)を開設し、社会 課題解決に向けた活動を推進してきました。
共創による社会課題解決のプロセスを加速させ、日建グループの社員に加え、想いを持った社外の方とともに、共創プロジェクトを立ち上げ、社会に貢献していきます

PYNT開設から3年間での実績

日建設計では、中期経営計画2021-2025「社会環境デザインプラットフォームに向けた進化」のもと、2021年に、社外に開き社内外をつなぐ部署・イノベーションデザインセンターを設置しました。そして、社会環境デザインを推進する共創プラットフォームとして2023年にPYNTを開設しました。
2023年はPYNTという場の運営を通して、ネットワークを拡張しながらコミュニティの土壌を耕してきました。2024年は社内から生まれたアイデアを中心に、ありたいまちの姿を共に育てるための共創プロジェクトを検討。長期にわたって関係を持ち、プロジェクトを育てるために社内外の方が参画できる「FUTURE COLLECTIVES」という共同体を立ち上げました。そして、2025年は社外のアイデアや活動と日建設計が協働し、社会課題を解決するプログラムとして「FUTURE LENS」を始動し、地域の社会起業家との共創を開始しました。2026年は事業としての価値を生み出すことを目指しています。

PYNTでは、出会いから相互理解・議論の加速、実証・社会実装など、共創を6つのステップで定義しており、中長期では持続可能なビジネスとして成長させていくことを目指しています。

開設から3年を迎えたPYNTに共感してともに活動をしてくださる外部の個人会員「PYNT MEMBERS」は813人に達しました。毎月平均765人の方が来訪し、累計来訪者数は2.6万人にのぼります。ここでの出会いを起点にプロジェクトが生まれ、PoCや実装に向けたアクションは47件、さらには社会実証段階に進んだものは23件を数えます。

社会実証段階に進んでいるプロジェクト3件を簡単にご紹介いたします。

①サーキュラーデザインコレクティブ
建築・都市の「循環化」に実現に向け、関わる人やモノの視点からCircular Designを研究し、業界を超えた共創活動を通じて知見を集合知化し、実装につなげていきます。建設業界から「廃棄物」という概念をなくすことをミッションに掲げ、持続可能な社会の構築を目指しています。サーキュラーデザインを楽しみながら実践するためのレシピ「サーキュラーアイデアカタログ」を開発。資源循環のアプローチのノウハウを蓄積、公開していくプラットフォームを目指す活動のほか、実際のプロジェクトでも実践を進めています。

②インクルーシブデザイン研究チーム
だれもが、自分らしく活動し、暮らせる社会を目指して、2024年から本格的に活動を開始した取組みです。従来のバリアフリーやユニバーサルデザインを超え、私たちの社会の中にある"排除の構造"を見つめ直しながら、建築・都市づくりのプロセスにおける当事者参画を重視し、インクルーシブな社会環境デザインを探求。従来のアプローチとは一線を画す新しい価値創造に挑んでいます。日建設計竹橋オフィス改修において、当事者と設計者によるワークショップを実施。当事者が参画したプロジェクトの実現につなげています。

③FUTURE LENS

地域で社会課題解決に取り組む企業と行う助成プログラムです。2025年に開始した第一期では、111社の応募から採択された3つの企業に対する2年間の伴走支援に取り組んでいます。日建グループの社員が「共創社員※3」となり、都市計画や設計、コンサルテーションなどで培った価値の「体系化・定量化」や課題の「可視化」、制度の読み解きや「仕組化」といった技術をもって、構想から実装まで継続的に伴走、アイデア創出から社会実装(事業化・実践)までの橋渡し役を担います。

FUTURE LENS

2030年に向けた今後の展望

日建設計は2025年に中期経営計画2026-2030「社会環境デザインプラットフォームとして変革に挑む」を策定しました。PYNTを核とした社会課題解決事業のさらなる展開も目指す姿のひとつです。PYNTが3年で蓄積してきた多様な専門家や志を持つ皆さまとのつながりと、日建設計が建築・都市設計で培った高度な専門技術と社会関係資本を掛け合わせ、アイデアを単なる構想で終わらせず、社会に定着させる「実装の仕組み」を構築し、「社会課題解決型事業」の創出につなげていきます。そのため、PYNTは2030年を見据え、下記の3つを新たな目標として掲げています。

①共創ファシリテーターの創出
一つ目の目標は、共創のプロセスを推進する「共創ファシリテーター※1」の専門性を明確化し、育成の仕組みを構築することです。2026年は、その具体化を進めるとともに、人材育成の基盤づくりを進めていきます。

②共創プロジェクトを通じた仮説検証
二つ目は「共創プロジェクト※2」を通じて、PYNTにおける社会実装のあり方を検証していくことです。社会課題の解決に向けたテーマやアジェンダのあり方を整理するとともに、社会実装につながるプロジェクトの進め方について検討を深めていきます。2026年は、こうした取り組みを支える資金のあり方について検討を進めていきます。

③全国へのPYNT拠点拡張
三つ目は、共創を出会いから社会実装へとつなぐ機能の拡充です。2025年11月、社会実装に特化した「PYNT竹橋」を開設し、出会いの場であるPYNT東京との二拠点体制を確立しました。さらに2026年以降、北海道、九州、大阪、名古屋へと拠点を広げ、各地のワークプレイスを「社会環境デザイン」の実践につながる場へと広げていきます。
全国の拠点をネットワーク化することで、地域ごとの課題を日本全体に通じるテーマとして捉え、解決に向けた知見や実践を共有する基盤となることを目指します。 従来の建築設計の領域に加え、社会実装の事例を生み出し広げるプラットフォームへと進化します。

左:PYNT竹橋、中央:PYNT北海道(㈱新津写真)、右:PYNT九州(ブリッツスタジオ、石井紀久)

FUTURE LENSの活動最前線を体感いただける場として、第1期初年度報告会と第2期募集発表を予定しています。ご興味のある方はぜひご参加ください。

日時: 2026年4月24日(金)報告会 18:00~20:00 懇親会 20:00~21:00
内容: 採択企業3社との初年度の実証研究成果、「社会環境デザイン」の具体的展開の報告。
共創ファシリテーターの取り組みを紹介。アニュアルレポートと第2期募集要項も発表。

※1 共創ファシリテーター:熱量を持つ個人同士をつなげ、立体的な関係性を築き、プロジェクトを推進する
※2 共創プロジェクト:出会いから小さな実践、「社会環境デザイン」を目指す社会解決型事業
※3 共創社員:FUTURE LENSのプロジェクトに伴走する日建設計グループの専門家

日建設計について

日建設計は、建築・土木の設計監理、都市デザインおよびこれらに関連する調査・企画・コンサルティング業務を⾏うプロフェッショナル・サービス・ファームです。1900年の創業以来125年にわたって、社会の要請とクライアントの皆様の様々なご要望にお応えすべく、顕在的・潜在的な社会課題に対して解決を図る「社会環境デザイン」を通じた価値創造に取り組んできました。これまで⽇本、中国、ASEAN、中東で様々なプロジェクトに携わり、近年はインド、欧州にも展開しています。

本件に関するお問い合わせ先

株式会社日建設計 広報室 Tel. 03-5226-3030  e-mail:webmaster@nikken.jp

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