有明体操競技場

東京, 日本

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湾岸地区に浮かぶ木の器

有明体操競技場は、国際規模のスポーツ競技大会施設として利用され、大会後は仮設の客席部分等を撤去し、一部改修された後に展示場として利用される予定である。建物各所に多岐にわたり木材を利用しているが、これはかつて貯木場であった本敷地の記憶を表出したものである。具体的には屋根架構、外装、観客席、外構などに、木の持つ特性を考慮し、それらを活かした適材適所な木材利用を追求した。
競技エリア天井は躯体の軽量化を目的とした木架構をそのまま現し、観客のアプローチとなるコンコース空間もあえて外部化、遮音性能や断熱性能を考慮した木外装を配するなど機能=構成=空間とし、それらを緊張感のある構成の中に纏め上げることで、日本の伝統的な木造建築のもつ簡素な美しさを世界各国から訪れる選手や観客に感じてもらえることを期待している。
発注者 公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会
所在 東京都江東区
敷地面積 約93,400㎡
延べ面積 39,194.3㎡
最高高さ 約30m
竣工年 2019年
備考 基本設計・実施設計監修・監理:日建設計
実施設計:清水建設、斎藤公男(技術指導)
施工  :清水建設

鈴木研一

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