関西BNCT共同医療センター
大阪府, 日本
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新しいがん治療法BNCTの核となる医療・研究拠点
BNCT(Boron Neutron Capture Therapy)は、ホウ素を取り込んだがん細胞に中性子を照射することで、がん細胞を選択的に破壊する革新的な低侵襲のがん治療法である。浸潤性の高いがんなど、現在の外科療法や放射線療法では治療が難しい難治性がんへの適応が期待されている。大阪医科薬科大学(←2021年に大阪医科大学と大阪薬科大学が合併し、大阪医科薬科大学となっている)内に建設された本センターは、キャンパス内の建物との調和に配慮し、水平庇やアースカラーの色彩を継承した外観デザインとした。特殊な放射線を扱う医療施設として、安全性を最優先としながらも、落ち着いた色彩、木調の素材、柔らかい間接照明を採用し、患者の不安を和らげ、治療に専念できる療養空間を目指した。
建築主 | 学校法人 大阪医科薬科大学 |
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所在地 | 大阪府高槻市、日本 |
敷地面積 | 52,320.97 ㎡ |
延べ面積 | 4,017.27 ㎡ |
最高高さ | GL+19.3 m |
竣工年 | 2018 年 |