柏の葉アクアテラス
千葉, 日本
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見るだけの池から触れ合える水辺へ
柏の葉アクアテラスは、従来型の調整池を、市民が憩える親水空間へと再生した公共空間のリノベーションである。駅から周辺へと開発が進むなか、将来開発用地中央に位置する調整池がもつ空間資源としての可能性に着目し、まちづくりを推進する柏の葉アーバンデザインセンター(UDCK)や、区画整理事業を推進する千葉県、調整池の所有者である柏市の公民学連携による高質化が実現した。調整池という性格上、通常はフェンスで囲まれた閉鎖空間となるところ、官民間の管理協定、周辺地権者の共益費負担により調整池の一般開放、継続的な維持管理が実現している。最近では隣接する商業施設「T-SITE」とのイベント連携によって、居住者・来街者・ワーカー等の新たな賑わいが形成されており、アクアテラスを中心にした柏の葉らしい自然共生型の新たなパブリックライフが醸成されることが期待される。
建築主 | 三井不動産株式会社 |
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所在地 | 千葉県柏市 |
敷地面積 | 約240,000 ㎡(イノベーションキャンパス) 約23,753 ㎡(アクアテラス) |
竣工年 | 2016 年 |
備考 | まちづくりアドバイザー : 柏の葉アーバンデザインセンター(UDCK) デザイン監修:日建設計 設計 : オオバ(土木)、リップルデザイン(照明)、6D(サイン) |