VUCA時代を切り拓く
日建設計のプロジェクトマネジメント
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従来の建築プロジェクトでは、事業の目的や成果が明確であり、その実行プロセスも比較的シンプルなものでした。しかし、現代社会は物事の不確実性が増大し、将来の予想が困難な「VUCA時代」を迎えたと言われています。このような環境下では、建物を作る目的やプロセスなどを明確に定めることが困難なことが多いため、プロジェクトの方向性や成功の定義を繰り返し、柔軟に思考しながら、ゴールに向かってプロジェクトを推進する的確なマネジメントを行うことが求められています。
日建設計では、課題解決の視点を軸にプロジェクトの適切な方向性を見極め、成功への最適なプロセスをデザインするとともに、単に「課題を解決する」だけでなく、その先にある価値の創出を重視し、プロジェクト全体の統合的なマネジメントを行っています。
これまで、都市、建築、環境といった多岐にわたる分野の複雑で大規模なプロジェクトを数多く成功に導いてきた実績がありますが、更に価値の高いサービスを提供するため、日建設計及び日建グループ各社の知識や経験をインテグレートした「プロジェクトマネジメントグループ」を設立し、VUCA時代に対応できる各種マネジメント・コンサルティングサービスを展開しています。
CATEGORY
日建設計のプロジェクトマネジメントが提供する
3種のソリューション
かつてのように明確に作るべきものがイメージできた時代から、柔軟かつ多様性を持ってプロジェクトにアプローチすることが求められるなか、日建設計のプロジェクトにおいても、クライアントのビジネス課題を伺いながら、解決に向けてともに考え、模索するアプローチが増加してきました。 社会的ニーズの変化を踏まえて、日建設計ではそれぞれのプロジェクトの特徴・フェーズに応じて、プロジェクトに合ったソリューションを構築・提案しています。
ここでは「CREコンサルティング」「プロジェクトマネジメント」「技術コンサルティング」についてご紹介します。
ここでは「CREコンサルティング」「プロジェクトマネジメント」「技術コンサルティング」についてご紹介します。
CREコンサルティング
企業・団体の資産を役立つ経営資源に変える
企業・団体が保有する不動産に関するさまざまなお悩みを紐解き、当社ならではの中立的な立場を活かしたソリューションを提供することで、クライアントの経営の継続や発展に貢献します。
提供している代表的なサービスメニューを以下にてご紹介します。
提供している代表的なサービスメニューを以下にてご紹介します。

資産有効活用に向けた第一歩
「保有資産現状分析・ポテンシャル分析」
複数の保有資産に対し、賃料収入や入居率、改修費用などさまざまなデータに基づいて保有資産の分析を行うことで、現状把握を支援します。
これらの現状の分析を元に、資産価値の向上が最も図れる利活用戦略を検討します。近年重要性を増している脱炭素の観点も組み合わせ、環境配慮と経済合理性の両立を目指すことも可能です。
「保有資産現状分析・ポテンシャル分析」
複数の保有資産に対し、賃料収入や入居率、改修費用などさまざまなデータに基づいて保有資産の分析を行うことで、現状把握を支援します。
これらの現状の分析を元に、資産価値の向上が最も図れる利活用戦略を検討します。近年重要性を増している脱炭素の観点も組み合わせ、環境配慮と経済合理性の両立を目指すことも可能です。

プロジェクトの立ち上げを支援し伴走する
「事業化検討・事業推進支援」
社会経済動向やマーケット環境を踏まえ、建替えや改修を含めた事業化の判断を支援します。事業推進段階も、与件の整理や計画の実現性検証、管理運営に関する検討で、プロジェクトに伴走します。
■キャッシュフロー比較による建替えや改修の比較分析
■可能性を有する複数の活用案についての実現性検証
■マーケット調査や立地分析等を通じた利活用方針検討
■設計段階に向けた計画与件の整理
■建物の管理運営計画立案支援/区分所有建物の規約作成
「事業化検討・事業推進支援」
社会経済動向やマーケット環境を踏まえ、建替えや改修を含めた事業化の判断を支援します。事業推進段階も、与件の整理や計画の実現性検証、管理運営に関する検討で、プロジェクトに伴走します。
■キャッシュフロー比較による建替えや改修の比較分析
■可能性を有する複数の活用案についての実現性検証
■マーケット調査や立地分析等を通じた利活用方針検討
■設計段階に向けた計画与件の整理
■建物の管理運営計画立案支援/区分所有建物の規約作成

中立的な立場でクライアントに伴走する
「事業者選定支援・売却先選定支援」
不動産利活用戦略に基づいて方針を決定した不動産については、跡地活用や他社への売却など、その活用先・手法は複数考えられます。
日建設計のプロジェクトマネジメントでは、跡地活用にあたってパートナーとなる事業者の選定や売却の場合の売却先選定支援など、いかなる資本関係にも縛られていない中立的な立場でクライアントに寄り添ったベストなソリューションを提供します。
「事業者選定支援・売却先選定支援」
不動産利活用戦略に基づいて方針を決定した不動産については、跡地活用や他社への売却など、その活用先・手法は複数考えられます。
日建設計のプロジェクトマネジメントでは、跡地活用にあたってパートナーとなる事業者の選定や売却の場合の売却先選定支援など、いかなる資本関係にも縛られていない中立的な立場でクライアントに寄り添ったベストなソリューションを提供します。
プロジェクトマネジメント
複雑なプロジェクトを紐解き成功に導く
ステークホルダーが多い外資系ホテルや病院等の建設、また専門的な許認可取得が必要な大規模開発のプロジェクトマネジメントを行い、クライアントの事業推進を支援します。プロジェクトマネジメントにおけるキーファクターを紹介します。

プロジェクトのゴールを共有するための「Scope(目標)の設定」
昨今の複雑化・大規模化するプロジェクトを成功に導くためには、関係者全員で共有できるScope(目標)を設定することが重要です。プロジェクトの進捗状況に合わせて可変性を許容しながらも常に修正をかけながら、プロジェクトの目標をクライアントと共有します。
昨今の複雑化・大規模化するプロジェクトを成功に導くためには、関係者全員で共有できるScope(目標)を設定することが重要です。プロジェクトの進捗状況に合わせて可変性を許容しながらも常に修正をかけながら、プロジェクトの目標をクライアントと共有します。

プロジェクトごとにプロフェッショナル集団を構築する「最強のチームビルティング」
プロジェクトを成功に導くためには、そのプロジェクトの特性に応じたチームの組成が不可欠です。必要なプロフェッショナルを集めてチームを組成するだけではなく、それぞれが力を出し合い、高められるチーム運営・会議運営、コミュニケーション管理を行います。
プロジェクトを成功に導くためには、そのプロジェクトの特性に応じたチームの組成が不可欠です。必要なプロフェッショナルを集めてチームを組成するだけではなく、それぞれが力を出し合い、高められるチーム運営・会議運営、コミュニケーション管理を行います。

意思決定プロセスや遅延リスク予測・対策を含めた「現実的なScheduleコントロール」
全体の事業計画等を考慮したマスタースケジュールを作成し、一元管理することに加え、プロジェクトが進捗するなかで起こるさまざまな遅延リスクを事前に察知してコントロールします。刻々と変化するプロジェクトの進捗状況をいち早く捉え、スケジュールを柔軟に組み替えながら運営します。
全体の事業計画等を考慮したマスタースケジュールを作成し、一元管理することに加え、プロジェクトが進捗するなかで起こるさまざまな遅延リスクを事前に察知してコントロールします。刻々と変化するプロジェクトの進捗状況をいち早く捉え、スケジュールを柔軟に組み替えながら運営します。

建設工事以外の事業コストや実現価値にも配慮した「戦略的なCostコントロール」
過去プロジェクトの実績等をもとに、実行予算の組み立てから発注支援・VE(バリューエンジニアリング)やCD(コストダウン)の調整まで、包括的なコストコントロールを行います。建設工事費については、プロジェクトマネジメントとして利害関係なく中立的な立場で評価を行うことに加え、建設工事費以外のコストを含めて事業者利益を最優先とするプロジェクトに最適な発注方式、もの決めへの助言・提案が強みです。
過去プロジェクトの実績等をもとに、実行予算の組み立てから発注支援・VE(バリューエンジニアリング)やCD(コストダウン)の調整まで、包括的なコストコントロールを行います。建設工事費については、プロジェクトマネジメントとして利害関係なく中立的な立場で評価を行うことに加え、建設工事費以外のコストを含めて事業者利益を最優先とするプロジェクトに最適な発注方式、もの決めへの助言・提案が強みです。
技術コンサルティング
プロジェクト初動期の検討により事業価値を最大化する
プレデザイン・フェーズ(設計開始前)の戦略検討による、顧客価値の最大化、プロジェクト事業費の徹底的な削減を検討し提案します。

プロジェクト初動期の事業検討から工事完了まで「ワンストップで対応」
事業計画立案といったプロジェクト初動期から、設計施工者選定の条件整理・仕様検討、選定、その後の設計期間中のモニタリング、工事完了までを、日建設計グループとしてワンストップで対応し、強力にバックアップします。
事業計画立案といったプロジェクト初動期から、設計施工者選定の条件整理・仕様検討、選定、その後の設計期間中のモニタリング、工事完了までを、日建設計グループとしてワンストップで対応し、強力にバックアップします。

建築設計の専門技術者による
「他社設計へのレビュー及び技術支援」
プロジェクトによっては専門性が高い検討が必要となり、その内容を事業主だけでは判断できない場面に遭遇することがあります。そのような場面に対して日建設計のプロジェクトマネジメントでは、設計開始前の技術検討や、設計施工案件・他社設計に対し設計のレビューを行い、事業主の意思決定を支援します。 プロジェクトに応じて各分野の専門家をアサインし、建築設計のプロフェッショナル・サービス・ファームならではの技術⾯の助⾔に加え、コストモデリングによる事業コストの検討を追加することで、投資への意思決定の支援も可能です。
「他社設計へのレビュー及び技術支援」
プロジェクトによっては専門性が高い検討が必要となり、その内容を事業主だけでは判断できない場面に遭遇することがあります。そのような場面に対して日建設計のプロジェクトマネジメントでは、設計開始前の技術検討や、設計施工案件・他社設計に対し設計のレビューを行い、事業主の意思決定を支援します。 プロジェクトに応じて各分野の専門家をアサインし、建築設計のプロフェッショナル・サービス・ファームならではの技術⾯の助⾔に加え、コストモデリングによる事業コストの検討を追加することで、投資への意思決定の支援も可能です。

適正仕様・適正価格での合意支援
「設計施工プロジェクトのコストコントロール」
コストに関して早期に判断するために、設計施工者の積算とは別にCBS(コストブレークダウンストラクチャ)を先行させ、事業費の根拠を明確化させる支援も行います。設計期間中はそれらをベースに、発注前に提示される設計施工者からのコストを評価し、適切な仕様と価格で発注されるよう推進します。
「設計施工プロジェクトのコストコントロール」
コストに関して早期に判断するために、設計施工者の積算とは別にCBS(コストブレークダウンストラクチャ)を先行させ、事業費の根拠を明確化させる支援も行います。設計期間中はそれらをベースに、発注前に提示される設計施工者からのコストを評価し、適切な仕様と価格で発注されるよう推進します。

プレデザイン・フェーズでの詳細な検討による
「TVD(Target Value Delivery)サービス」
建設プロジェクトのリスクを最小化し、投資効率を最大化するために設計開始前の事業初期に課題解決へのプロセスを見通し、検討する方法です。 顧客のターゲット(目標・要求・制約)に対する適切なバリュー(価値)を提供すべく、早期の定量化及び可視化や、事業の早期段階での潜在リスクや技術的課題・制約の把握を図り、戦略的・効率的に事業リスク最小化と投資効率最大化を支援します。 図にあるように、プレデザイン・フェーズで目標・要求・制約条件の整理を行い、事業コストを定量化。続いてプロトタイプによる可視化を行い、プロジェクトの課題把握、合意形成、意思決定の精度向上と迅速化といった支援を実施します。
「TVD(Target Value Delivery)サービス」
建設プロジェクトのリスクを最小化し、投資効率を最大化するために設計開始前の事業初期に課題解決へのプロセスを見通し、検討する方法です。 顧客のターゲット(目標・要求・制約)に対する適切なバリュー(価値)を提供すべく、早期の定量化及び可視化や、事業の早期段階での潜在リスクや技術的課題・制約の把握を図り、戦略的・効率的に事業リスク最小化と投資効率最大化を支援します。 図にあるように、プレデザイン・フェーズで目標・要求・制約条件の整理を行い、事業コストを定量化。続いてプロトタイプによる可視化を行い、プロジェクトの課題把握、合意形成、意思決定の精度向上と迅速化といった支援を実施します。
