CROSSTALK

#02

インテグレーター座談会

「EXPERIENCE,INTEGRATED -多彩な経験を組み合わせ、豊かな体験を届ける-」――このブランドタグラインを日建グループに浸透させ、活性化していくために、様々な企画やその実施に取り組むのがインテグレーターです。社歴や専門分野などの異なる多様なバックグラウンドを持つインテグレーター4名に集まってもらい、座談会を開催。ブランドタグライン浸透のための取り組みや、活動を通じて感じる魅力などを語ってもらいました。

MEMBER PROFILE

ボダ ピーター

設計部門 設計グループ
2015年 キャリア採用入社
工学系研究科
建築学専攻 修了

2025年大阪・関西万博の会場基本計画の策定調査に携わり、現在は基本設計統括業務を担当。社内外の様々なメンバーと協業しながら業務を推進。

横山 明日香

新領域開拓部門 NWD
(Nikken Workplace Design lab)
2017年 新卒入社
工芸科学研究科
デザイン経営工芸専攻 修了

企業のワークプレイス提案に関する業務を担当。働き方・使い方を考慮したコンサルティングおよびレイアウト作成、内装設計デザインなど幅広く携わる。

饒平名 広武

新領域開拓部門
イノベーションデザイングループ
※コーポレート部門入社
2017年 新卒入社
経済学部 経済学科 卒

新規事業提案イベントの企画・運営をはじめ、会社全体に新規事業の創出マインドを醸成するための各種のサポートや環境整備に取り組む。

金子 公亮

新領域開拓部門
イノベーションデザイングループ
※設計部門入社
2007年 新卒入社
工学研究科
建築学専攻 修了

地域ストックの活用による地方創生、持続可能なコミュニティデザインをテーマに新ビジネスの研究開発に取り組む。兼務している設計部門では、金融機関や庁舎、オフィスビルを担当。

Theme 1

まず、インテグレーターが発足した経緯を教えてください。

金子
日建設計の歴史は120年になりますが、2017年頃にブランディングを強化しようという大きな流れがあり、「EXPERIENCE,INTEGRATE」というブランドタグラインもその中で誕生しました。この言葉の意味や思想をもっとグループ内に根付かせるために、2019年に第1期のインテグレーターが組織されました。私とピーターさんと横山さんは2期のメンバーで、饒平名さんが3期のメンバーです。
ボダ
選ばれるメンバーは1期ごとに約15名で、グループ会社や専門分野などあらゆる点で偏りがなく非常にバランスがいいです。メンバー選抜の具体的な方法ですが、3期のメンバーに関しては2期メンバーの我々が候補者リストを作って、部門統括やプリンシパルなどの経営層に判断を仰ぎ、最終的に決まりました。

Theme 2

様々な取り組みをされている中で、最もメインとなる活動は何ですか?

ボダ
やはり一番は年に1度開催されるイベント「EI AWARDS」の企画・運営・サポートですね。補足すると「EI」とは「EXPERIENCE,INTEGRATED」の頭文字を取った言葉です。
饒平名
このブランドタグラインを定着させるためのイベントが「EI AWARDS」で、社内にいくつかある大きな賞のうちの一つです。
金子
「EXPERIENCE,INTEGRATED」を体現しているプロジェクトや社内活動を表彰します。「ENERGETIC(活発な)」「FORWARD-THINKING(先見性のある)」「SOCIAL(社会性のある)」「SOPHISTICATED(洗練された)」という4つのカテゴリーに自薦で応募を行います。そのアウトプットや活動が、周辺にある社内環境や社会に貢献できるものかどうか、世の中に対してどのような価値を提供しているかなど、広範囲にわたる視点を重視した審査基準になっているんです。
横山
どれくらいの人に参加してもらえるかは、毎回未知数なところがあるので「EI AWARDS」の開催時期が決まると、社内宣伝活動なども活発になっていきます。
金子
EIの浸透や活性化のために最も望ましい方法は、無意識のうちにEIを体現している人たちにスポットライトを当てて、その活動をプロモーションすることです。その意味でも「EI AWARDS」の企画や宣伝、運営は非常に重要な活動内容になります。

Theme 3

インテグレーターをしていて良かったと思うことを教えてください。

金子
インテグレーターをしていなければ知り合えなかった人たちと協働できること、これに尽きます。それぞれが様々な分野のエキスパートで、国籍もキャラクターもバラエティに富んでいて。そんな人たちと生涯の友になれるだけでもインテグレーターをして良かったなと。
饒平名
特にグループ会社の方とは普段、知り合う機会が少ないですからね。「ブランディング」というひとつのテーマのもと、一緒にプロジェクトを進めていく中で、仕事への姿勢やチームでの動きなど勉強できる点がたくさんあります。
横山
個人的に、参加して一番嬉しかったのは「みんな会社のことが好きなんだな」と思えたことです。本来の業務とは異なる内容ですが、皆さん情熱と多様なアイデアを持って、抜群のチームワークで取り組んでいますね。
ボダ
普通、初対面ではなかなかそうはいきませんよね。グループ会社の横断と協働が建前ではなく、有効的に機能していると感じます。

新たな取り組みなど、今後の展望があれば教えてください。

饒平名
「EI AWARDS」を通じてEIを意識する人が増えていると感じる一方で、日頃の会話の中でEIに関するコミュニケーションが起きているかというと、そうでもないんですよね。
金子
確かに、EIを意識するシチュエーションがまだまだ少ないかもしれません。
饒平名
なので、社内のノベルティーグッズや人の行動など、いろんなものにフォーカスを当てて「これって身近にあるEIだよね」と認識してもらう企画「となりのEI」に取り組んでいます。3期の活動はまだまだこれからですが「EIをより身近に感じられるように」を主軸に動いているところです。

Theme 4

最後に、入社を検討されている方にメッセージをお願いします。

金子
私は設計にはこだわらず、「人」を大事にしている会社かどうかを基準に就職活動しました。ドライに採用選考を行っている会社もある中で、日建設計の選考では人事の方のフォローがすごく手厚かったことがとても印象に残っています。最終面接で当時の設計部門代表から「うちは人が財産だからね」と聞いたとき、その言葉に強く共感し、ここで働きたいと思い、入社を決めました。
ボダ
そうした態度や言葉が求職者向けのフェイクではないですからね。人が財産と謳っているとおり、一生懸命がんばれば自分自身の望む道が拓ける会社だと思います。私のようにキャリア採用の方で「これが得意」と胸を張れる得意分野があれば、それを生かせる道が必ずあります。怖がらずに日建設計に飛び込んできてくれたら、きっと良い出会いに恵まれますよ。

女性の視点で先輩方を見て「こんなキャリアを築けそう」と思われる点はありますか?

横山
男女や年齢に関係なく活躍している方がたくさんおられますので、ライフプランに合わせて自分らしく働いていけると感じます。先輩も同僚も、育休や産休、短時間勤務といった各種の制度を当たり前に活用されていますね。
饒平名
出産や育児を抜きにしても、自分で作業量や時間の調整がしやすく、周囲の理解も得られますから働きやすいです。個人を大事にしてくれる会社だと感じますね。
金子
「個人を大事に」という点に関することで、入社して一番感動したのが企業理念なんですよね。「価値ある仕事によって社会に貢献する。それを通じて個人は成長する。会社も発展していく」。これ、すごく利他主義的で良いと思いませんか?
横山
そうですよね。私も最初見たときに良いなって思いました。
金子
最初に「社会」があって次に「個人」、最後に「会社」、この順番が良いんですよね。社会に貢献したい人、そのために自分という“個”を生かしたいという強い意欲のある人に、ぜひ入社してほしいです。みなさんと一緒に働ける日が来るのを心待ちにしています!