分野と職種

設備設計(機械・電気)

日建設計の設備設計
(機械・電気)とは

電気設備や空調設備など建築・都市における循環系のものづくりを創業当初から担っているエンジニア組織。アーキテクト、プランナーと価値観を共有しながら、様々な建築環境の快適性・省エネルギー性能を高める役割を果たして、これまでに多くの実績を残してきました。国内はもとより国際的な環境建築の賞を多数受賞するなどトップランナーを自負しています。 「エンジニアリング至上主義に走らず、流行のデザインに流されることなく、使い手にとって快適な環境を最も効率よく提供する」というコンセプトをDNAとしています。カーボンニュートラルに向けての社会的使命を担い、デジタルデザインを活用して、建築・都市における人々の快適な生活環境をデザインするエンジニアとして、日々様々な挑戦に取り組んでいます。

人を通して知る設備設計(機械・電気)

執行役員
エンジニアリング部門
設備設計グル-プ代表

宮坂 裕美子

培われてきた思想と技術力が、多様な価値、リジェネラティブなデザインを生みだします。

変わらぬ思想を背景に、多様化する価値をチャンスに

日建設計は、1900年の創業当初から設備および構造をはじめとするエンジニアをインハウスに持ち、意匠デザイナー、都市プランナーとのコラボレーションを深化させてきました。建築・都市とともにあるエンジニアリングを大切にする思想のもと、設備設計グループは、オフィスやホテル、学校、空港、研究施設など多岐にわたる建築空間はもとより、大規模開発やパブリックスペースといった都市空間へと環境デザインの活動フィールドを拡げ、国内外から高い評価を得てきました。
一方、21世紀を生きる私たちは、脱炭素化へ向けた世界的な潮流と、新型コロナウィルスの影響による働き方の変化、紛争の続く国際情勢の影響によるエネルギーの不安定化など社会が大きく変化する中、よりボーダレス、グローバルな領域で物事を考える必要性が高まっています。
設備設計グループは、多様なプロフェッショナルと協働することで、事業領域の拡大や多様な社会価値を提供することを目指しています。例えば、アトリエ建築家や海外エンジニアとコラボレーションすることでお互いに刺激を受けながら、エビデンスをもとにより高い価値を提供しています。また、脱炭素型のまちづくりを主導したり、外部企業と近未来技術を共創するなど、多様な価値の創造を試みています。

リジェネラティブデザインを目指して

リジェネラティブデザインとは、環境再生や循環というサステナブルに近い概念ですが、サーキュラーエコノミーや自然回帰(バイオフィリック)といった、より人間性の回復を志向した概念であり、今後の建築や都市の発展に重要なテーマになると考えています。
具体的には、建築を通じて人間性を回復させる快適で安全な建築環境、自然災害に対峙する建築と都市のレジリエンスの構築、ZEBやZWB(Zero Water Building)の実現や建設時CO2も配慮した循環型社会を目指した計画に通じています。私たちが掲げてきた変わらぬ思想と技術力をもとに、リジェネラティブデザインを目指してぜひ一緒に取り組みましょう。 ※建築画報 第395号(2023年11月30日発行)に、日建設計 設備設計グループ特集として各種取り組みを紹介しています。是非ご覧になってください。