CROSSTALK

#05

キャリア入社者座談会

個々の社員がそれぞれの分野で力を発揮する日建設計では、沢山のキャリア入社者が活躍しています。このクロストークでは、キャリア入社をしたメンバーに集まってもらい、日建設計の組織風土や魅力について語ってもらいました。

MEMBER PROFILE

安福 賢太郎

設計監理部門
設計グループ
2022年入社 キャリア入社

大手ゼネコンで大小の様々な建築プロジェクトで意匠設計を担当。より多彩なメンバーとのコラボ、新しい建築デザインに挑戦したいと日建設計の門を叩く。

林 彦辰

都市・社会基盤部門
都市デザイングループ
2017年入社 キャリア入社

4歳から海外で過ごし、オーストラリア、香港の海外設計事務所に勤務。現在はサウジアラビアやドバイ、アジア諸国で都市デザインを担当。

藤崎 実玲

エンジニアリング部門
設備設計グループ
2022年入社 キャリア入社

前職は大手ゼネコンに勤務し、電気・空調・衛生設備における設計や施工管理を経験。現在はオフィスビルや学校等の空調・衛生設備設計を担当。

高嵜 脩人

企画開発部門
プロジェクトマネジメントグループ
2024年入社 キャリア入社

前職は自動車メーカー。発注者として国内外における会社保有資産の建築プロジェクトを担当していたが現在は受注者の立場で、大学在学時から興味を持っていたホテルをメインとしたプロジェクトマネジメントを担当。

中島 航太

設計監理部門
監理グループ
2022年入社 キャリア入社

電気系サブコンを経て日建設計へ。現在はオフィスビルやデータセンター等、7件のプロジェクトの電気監理を担当している。

Theme 1

これまでのキャリアと、日建設計への転職理由をお聞かせください。

安福
前職では大手ゼネコンで意匠設計に従事していました。担当するプロジェクトでは、社内外の専門家と協働することを意識し、常に自分にとって新しいデザインに取り組みました。クライアントの要望から空間や形を引き出すことを重視して、そのクライアントだから実現できる建築を模索するよう心がけてきました。転職を決意した最大の理由は、自分にとって新しい建築デザインにさらにチャレンジしたいと思ったからです。日建設計には設計だけではなく多様な分野の専門家が在籍しており、国内外問わず多くのプロジェクトに取り組んでいます。ここでなら、新しいチャレンジに向けた面白いコラボレーションが実現できると感じました。
藤崎
私も前職はゼネコンです。空調・衛生・電気設備担当として、オフィスビルや市庁舎など中・大規模物件を担当。設備設計だけではなく設備施工担当としての立場も経験しました。日建設計に転職したのは、他社と比較して構想フェーズからかかわるプロジェクトが多く、建築に留まらず都市レベルの環境問題を扱い、ソリューションを提供していることに惹かれたからです。また、グループ会社にシンクタンクである日建設計総合研究所があり、さまざまなテーマの研究体制が整っていることも魅力に感じました。社員の方とお話しした際には一人ひとりがエンジニアとしての向上心・探求心を強く持っており、自発的に学術分野への情報展開を行う方も多いと聞いて、個々の意識がとても高いと感じました。
中島
私は電気系サブコンで施工管理をしていました。建物は新築リニューアル含め、病院、大型倉庫、銀行、ホテル、テーマパークなどさまざまで、入社4年目から現場代理人としてもキャリアを重ねました。転職のきっかけは偶然現場で出会った方に日建設計の話を伺ったことでした。各業種のプロ集団の集まりであること、つねに思考を止めず進化を図る環境であることなど、興味を惹かれた要素はいくつもありますが、決め手となったのは面接時に、監理という立場で複数の現場を担当できると聞いたからです。複数の現場を監理するというスタイルは、マルチタスクが好きな自分に合っていると思い転職を決意しました。
高嵜
私は前職が自動車メーカーです。国内外において、自社が保有する工場やオフィス等の新築や改修を建築職として担当していました。ただ、どれも社内関係者が利用する施設でしたので、徐々に不特定多数の人が利用する建物に携わりたいという思いが強くなりました。学生時代に建築の道を選んだ理由は、ホテルの建築に興味を持ったことがきっかけでした。前職での経験を生かすことができ、かつホテルに携わることのできる仕事を探していたところ、外資系ラグジュアリーホテルで実績豊富な日建設計のプロジェクトマネジメントに強く興味を持ち、転職を決意しました。
大学卒業後はオーストラリアの設計事務所に務め、その後香港の外資系事務所で中東、マレーシアや中国の設計や都市デザインに携りました。これまで海外で得たアーバンデザインや設計、インテリアデザインの経験を活かせる会社を求めていましたので、転職先に日建設計を選んだ最大の理由は世界でもトップ5に入る実績と先進的な取り組みに関わる多彩なチャンスがありそうだと考えたからです。最終的にはグローバル企業である日建設計への転職を決意しました。

Theme 2

現在の仕事内容と、ご自身が果たすべきミッションを教えてください。

現在は4つの海外プロジェクトで、都市デザインを担当しています。都市デザインのミッションは、そこにどんな都市を創造するのか、その大きなビジョンを描くことにあります。私たちの目標は、世界中の人々のために、住みやすく、活気に満ちた、プレイスメイキングを提供するコミュニティを創造することです。海外から期待されている日本らしさや丁寧さといったジャパンクオリティを、デザインだけでなくあらゆる面で提供することを目指しています。
高嵜
現在複数の外資系ラグジュアリーホテルのプロジェクトマネジメントを進めています。クライアントやホテルオペレーター、アーキテクト、デザイナー、コンサルタントなど幅広い関係者と合意形成を図りながら、円滑なプロジェクト推進に向けたサポートや提案を行うことが私の役割。日建設計がこれまでに培ってきた実績や知見を活用し、着実にプロジェクトを推進できるよう尽力しています。
安福
オフィスを中心に、レジデンスやホテルなど幅広い建築デザインを担当しています。現在取り組んでいるプロジェクトのひとつが某企業の新本社ビルの設計で、都市計画やエンジニアの担当者と連携し、環境性能や地域景観に配慮した、従来のオフィスビルから脱却した次世代ビルを目指しています。現代においてオフィスは人が住み生きる場所であることに改めて着目し、オフィス内の人工環境と外部環境を積極的につなげ、風や光、緑を取り入れた人に対してフレンドリーなオフィスです。また、省エネも世界トップレベルを目指し、街のアイコンとなる形状、空間を実現し、その企業のアイデンティティを表出したデザインを目指しています。意匠設計者は多様なメンバーとコミュニケーションをとりつつ総合的にプロジェクトを主導する役割を担います。スケジュールや専門的な条件を整理しつつも、街や建築としてどうあるべきかを考え、プロジェクトのあるべき方向性を決めていくことが自分の使命だと考えています。
藤崎
大規模再開発プロジェクトや中規模オフィスビル、学校等の空調・衛生設備設計を担当しています。日建設計はさまざまな用途の建物の設計に携われるため、若手でもいろいろな挑戦ができ、多くの経験値が得られます。仕事をする上ではクライアントや行政担当者、メーカー、現場担当者など多くの人々と関わるため、関係各所と適切に連携を図りながら設備設計業務を進めていくよう心がけています。
中島
私の仕事は電気設備の監理業務です。工事が設計図書通りに遂行されているかを中心として、各図書の精査や助言、承認行為、施工検査、コスト管理などを行っています。ミッションは、現場の状況を見ながら可能な限り良い建物を造ること。現場では関係者それぞれの意向と状況を汲み取りながら、中立的な立場からその落とし所を探るという調整的な役割も担います。発注者、設計者、受注者から「中島が居れば大丈夫」と信頼を得ることが何より重要だと考えています。

Theme 3

日建設計で働く魅力、面白さとは何でしょう?

日建設計は実に多彩なプロジェクトを手がけています。他ではできないような面白いプロジェクトに取り組むことができる。また、日建設計はグループ会社を含め各分野がインテグレートされていて、専門的な知識や経験が豊かなメンバーを集めてプロジェクトに挑んでいます。私たちは多文化的で、現在の部署だけでも10カ国以上からのスタッフが働いています。それが他社と大きな違いだと感じています。
安福
日建設計に入社し、これまであまり経験のなかった公共的な空間や街のランドマークとしての在り方を意識した設計にチャレンジすることができました。また、クライアントや専門家、海外建築家との協働を含めて、実に多様なメンバーと関わっており、まさに入社時に目指していた「コラボレーションで新しいプロジェクトに挑戦」という目標を叶えることができました。最近は専門家としての自身の使命を強く意識するようになり、設計にかかわるすべて事象を統合して価値を生み出すこと、そのためにメンバーの力を結集することが自分の役割だと自覚するようになりました。
高嵜
私はまだ入社して間もなく、現在は先輩社員に指導いただきながら外資系ホテルの知識、プロジェクトマネージャーという立場で重要視すべきことや立ち居振る舞いを日々学んでいます。前職は発注者側での立場でしたが、現在は発注者から仕事を請ける立場となり意識も変わりました。前職では社内のプロジェクトを着実に進めるために設計事務所やゼネコンに依頼する立場でしたが、現在はプロジェクトをいかに円滑に進めるか、自らの考えを発注者へ提案、サポートをしていく立場となりました。リーダーシップや知識、経験が必要と感じることが多々あり、日々挑戦しています。
中島
私も監理者という立場に変わり、ただ「造る」から「何をどう造るか、造られたものを確認する」へと業務が変わりました。前職では1件あたりに携わる期間が長かったのですが、現在は多くの案件を並行して携われるようになりました。また、建物用途と設備種別、出会う関係者が膨大に増え、入社前の想定通り知識量が増えていると実感しています。
藤崎
私は技術職に女性が多いことと、性別に関係なく育休を取得する人が多いことに驚きました。前職では働きながら子育てをする女性が少なかった印象があるのですが、日建設計では産休・育休を取得し時短勤務でプライベートと仕事を両立されている先輩方がたくさんいらっしゃいます。また、手をあげれば若いうちからいろいろなことにチャレンジできることや、社会の変容に合わせて社内ルールやシステムが柔軟に見直されて風通しがよい環境が維持されていることも働く社員にとって大きな魅力だと感じています。

Theme 4

日建設計に入社して働き方に変化はありましたか?

安福
仕事のメリハリを強く意識して日々の業務を進めるようになりましたね。以前に比べるとプロジェクトの数が増え、かつ自身の仕事上の役割が変わってきているため、1つ1つの業務の目的を明確にして密度を上げることを意識しています。プライベートではなるべく2人の子供の育児時間とのバランスをとるようにしています。以前と比べると家族で過ごす時間が増え、趣味の音楽やアウトドアも家族ぐるみで楽しめるようになりました。
高嵜
プロジェクトの状況に応じて忙しさの緩急はありますが、毎週1日は仕事後に英会話やジムに行く日を作っており、リフレッシュや自己研鑽をする時間を持てています。またつい最近子供が産まれたばかりで、在宅勤務やフレックスをうまく活用しながら働くことができていて、とても働きやすい環境と感じています。
藤崎
複数のプロジェクトを担当しているとクライアントや行政担当者、メーカー、現場担当者など多くの人々との協働が求められますが、サテライトオフィスの利用や在宅勤務など、働く環境の選択肢が複数あります。状況や予定に合わせて働く場所を選ぶことができ、効率的に業務を進めることができるようになりました。
中島
私もみなさんと同じく、家族との時間も増え、プライベートも充実しています。最近は電気以外の資格取得にもチャレンジしています。
フレックスタイム制はかなり有り難いですね。長男が生まれてからはプライベートも忙しくなってきましたが、保護者会や運動会に参加できるように、自分で時間を調整できるのは嬉しいです。

Theme 5

日建設計に転職したいと思っている方へのメッセージをお願いします。

中島
日建設計は「価値ある仕事によって社会に貢献する それを通じて個人は成長する 会社も発展していく」という企業理念を体現している会社です。自分が挑戦したいことがあり、しかしそれを実現する機会に恵まれていないなら、日建設計はその壁を破るチャンスです。
藤崎
若手にも責任ある仕事を任せてくれます。新規事業の公募や事業コンペの機会も豊富です。
高嵜
日建設計には学びの場もたくさんあります。社内でディスカッションや講演会、ワークショップが頻繁に行われていたり、これまでの実績やノウハウを先輩方から教えていただいたり、自分で行動すれば多くの情報に触れることができます。
安福
日建設計には組織や部門の枠を超えて設計者やエンジニア、他専門メンバーが協働してチームを組みます。そしてそのチームに加わる人々は、自らデザインのモチベーションを高め、新しいデザインや都市空間を生み出す推進力を生み出していく。いわば少数精鋭の集合体です。チームとして補い合える自信があるから、若手に任せられるという側面もあると思います。
多様な才能や知識、経験、いろんな考え方を持つ人がいる会社です。また、日系企業の中ではダイバーシティがかなり進んでいると思います。多文化でもあるので、異文化に興味がある方々にもおすすめです。
藤崎
入社前は堅い会社というイメージでしたが、自分らしく働くことができ、自ら考え、意欲をもって働きたい方にはとても良い環境だと思います。
安福
堅いといったイメージもまた日建設計らしいチャレンジングな行動と実績が生み出したモノです。それがどれくらい面白いものなのかは、入社すればわかります。ぜひ、皆さんも日建設計を活躍のフィールドにしてみませんか。