
INTERVIEW
#23
堅実かつ実直なナイスガイ
小野 紘明
HIROAKI ONO
リスクマネジメントグループ リスク管理・法務室2023年 キャリア採用入社
法学研究科 法曹養成専攻 修了
私が日建設計を選んだ理由
特定の分野で法務のスペシャリストになれる転職先を探していたところ、日建設計の法務職の求人を見つけました。設計事務所の法務であれば、これまでの知見を活かし、建築法務という専門性の高い分野で力を伸ばしていけるのではないか。さらに面接で個性豊かな面接担当者から自由闊達な雰囲気を感じ、これが入社の決め手になりました。

トラブル対応への支援
予防法務のタスクフォースプロジェクト
入社以来、リスク管理・法務室に所属し、日建設計・グループ会社のトラブル対応と予防法務を担当しています。 トラブル対応業務では、顧客とのコンフリクトの対応支援も行っています。設計において、顧客とコンフリクトが生じるケースは、建築基準法や契約書の解釈の相違によるものが少なくありません。たとえば、設計した内容が外部要因によって顧客予算をオーバーした場合に、顧客からの指摘にどのように説明するか、といったケースです。トラブル対応では、私たちは契約書を精査し、設計者や営業の方々との会議に参加して、対応策を検討していきます。当社と顧客をはじめとする関係者が納得いく着地点を見出し、速やかにトラブルを解消していくことがミッション。予防法務業務では、法務リスク管理タスクフォースという社内プロジェクトに参加しています。ここでは過去のトラブル事例を踏まえ、予防に役立つ情報をまとめた社内ガイドラインの作成を進めています。また、新しい事業プロジェクトを始めるにあたっての法務観点からの助言、海外現地法人に対する法的支援など、幅広く法務相談に対応しています。

これまでに培った法律の知見が活かせる
自身の専門性を伸ばせる環境を見出した
前職は弁護士法人のコーポレート部門で働いていました。当初は法律事務職員として働いていましたが、次第に企画やマーケティング業務を担当するようになりました。さらにその後、法人の規模拡大を受けてコーポレート部門を整備する役割を与えられ、コーポレート部門の部門長を務めていました。前職での幅広い業務にはやりがいを感じていましたが、30代半ばになり、自身の専門性を伸ばせる環境で働きたいと考えるようになったのです。学生時代は法律を専攻していましたし、法律事務所で働いている間も引き続き法律の勉強を続け、民法・商法・行政法の知識も身に付けました。これらの知見は、法務リスク管理タスクフォースのガイドライン作成業務などで活かすことができていると感じます。私は契約書交渉ポイントの解説や設計事務所が負っている法的責任の解説パートを担当。執筆には民法・商法・行政法の知識が不可欠なので、法科大学院やこれまでに学んだ知識を活用しています。


法務リスクを適切に管理することで
伸び伸びと仕事ができる環境を整える
社内のみなさんを法務リスクから守ることで、日建設計が目指す社会課題解決に貢献したいと思っています。設計事務所の法務として適切にリスク管理ができれば、設計・監理、都市計画などの業務に携わるみなさんが伸び伸びと仕事をできる環境を整えることができます。その結果、良い建築が世の中へたくさん送り出され、日本や海外の都市が魅力あふれる場になる一助になりたいと願っています。そして、入社当時からの想いである、法務のスペシャリストに成長することが目標です。設計事務所の法務は一般企業と異なり「建築法務」の知見が必要であり、今後、実務を通じて、それら知識を貪欲に吸収していきたい。困ったとき最初に頭に浮かぶ法務スタッフ、そんな人材になりたいと思っています。

入社して感じたこと
社内で「社会課題の解決」という言葉を耳にすることが多くあり、働くみなさんが社会に価値を提供していくことを目指していると感じます。 会社や業務に誇りをもって働いている方が多い職場であることは、会社としてとても良いことであり、日々刺激を受けています。また私はチームで最年少ですが、自由に意見を発信できる環境であることを実感しています。

OFFの日の私
ロードバイクでサイクリングに出かけています。入社後に上司から誘われたことがきっかけで、毎回5~6名の社内の方と一緒に走っています。他部門の方と知り合ういい機会になりますし、走り終えた後の銭湯とビールも最高です。またカレー好きが高じて、社内の仲間と「カレー探検隊」を結成。美味しいカレー店探索、食べ歩きを楽しんでいます。