INTERVIEW

#31

プレゼンテーションからロゴデザインまで
発信者の意図をビジュアルで翻訳
アートの世界を遊泳する表現者

斎野 はるな

HARUNA SAINO

設計技術部門 テックデザイングループ
2022年入社 新卒入社
造形学部 デザイン学科 卒

私が日建設計を選んだ理由

大学ではインダストリアルデザインを専攻しましたが、まだ世の中に出ていない建物が生まれていく段階に携わり、様々な規模や用途の建物の魅力や世界観を表現できる建築の世界にとても魅力を感じました。日建設計は現在所属するプレゼンテーション部の業務の可能性に惹かれたことが入社の決め手です。独自の感性や専門性の高い技術を持った人たちと、幅広い建築表現に関するプロジェクトに携わりたいと思いました。

コンペやプロポーザルにおいて
効果的に訴求するビジュアルを創造する

私が所属するプレゼンテーション部は、その名が示すように、コンペティションやプロポーザルにおいて、プレゼン時のより効果的な見せ方の戦略を設計者と共に考える部署で、手描き、CG、模型、グラフィックそれぞれの専門技術を持ったメンバーが所属しています。その中で私は、主に書類のフォーマットや取りまとめ、ブックデザイン等グラフィックを担当しています。重要なのは、相手(主に設計者)が考えていることを率直に明確に表現すること。言い換えれば、設計者の頭の中にあるものを引き出し、見える化、ビジュアル化することです。その際、自分しかできない表現や工夫は何か、という提案を加えることで設計者の共感を呼び、使用する紙の質感や手触り、文字の置き方までこだわって受け取る相手に刺さるデザイン、ビジュアルが実現できると考えています。

あらゆる可能性を
ビジュアルに落とし込む
「この紙面から建築が生まれる」
という自覚

建物に留まらず、建物から社会へ広がるイメージの醸成に寄り添い、世界中の人に言語を超えた体験を届けることが個人、チームのミッションであると考えています。個人の提案や考えを自由に発言し、チャレンジできる環境があることは日建設計の魅力の一つ。最近、ある自治体のプロポーザルで最優秀者に選定されました。設計、CG、手描き、グラフィック、模型それぞれが一体となって取り組み、アナログとデジタルを融合した世界観を表現できました。設計の意図を伝えるためにレイアウトの手書きのスケッチから作り上げ、あらゆる可能性を検討しビジュアルに落とし込むことにワクワクしました。これはどのプロジェクトでも共通する感覚です。最近はプレゼンテーションの方法も多岐にわたりますが、原点に立ち返ると「この紙面から建築が生まれる」という責任の自覚は大切であり、それが緊張感に加え、心躍る期待感を生んでいます。

ストーリーをビジュアルで届け、
夢と感動を形にする

今ある建物の活用、これから新たに生まれるすべての建物に対して、ビジュアルによるストーリーを社会に対して強く打ち出し、伝え、共有することで、持続的に建物がクライアント、街の人々に愛され浸透していく未来につながると考えています。たとえば、ロボットの暮らしを考えるワークショップのアイテム制作に関わった際、ビジュアルによるコミュニケーションを通じて、子供や学生、街の人々が未来を考える、これからうまれる建物に還元するべき要素を見える化するプロセスに立ち会う経験をしました。また、社内の3Dプリンティングチームのプロモーション冊子の制作では、国内外問わず新たな繋がりを生んでいくことを実感しました。最近では、新会社ロゴデザイン制作に参加し、企業が生まれる際のイメージの明瞭化のプロセスにも立ち会い、今後、ブランディングなど幅広い関わり方に展開していく計画となっています。このような経験を通して、夢と感動をビジュアライズする、先駆けとなる存在を目指したいです。

学生時代の私

3DCGを用いた制作課題、デザインマネジメント、UX、五感を意識したプロダクトの作成を学び、卒業制作では紙を粉砕したり再成形したり、紙を用いたプロダクトの制作をしていました。素材の質感そのものに興味があり、手を動かすのが好きで工房にいることが多かったですね。周りのあらゆることや友人たちに刺激を受けながら過ごしていた学生時代でした。

OFFの日の私

展示会や美術館、イベントによく行きます。絵をかいたり、写真を撮ったり、日常と業務が結びつくことが多いですね。自然豊かな場所も好きなので、山や海などに行って水や土や虫に触れリフレッシュしています。社内のバンドにも参加したり、共通の趣味など仕事以外のつながりも大切にして休日を過ごしています。

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